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ベンゲルの年俸と戦術のまとめ【グランパス・アーセナル】

ベンゲル・戦術

今回は日本代表の次期監督やテクニカルダイレクター就任を噂されるアーセン・ベンゲル監督の特集。

22年指揮を務めたアーセナルを退団したベンゲル監督

そんなベンゲル監督のグランパス・アーセナル時代の年俸や戦術をまとめてみましたので最後までご覧ください!

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ベンゲルの年俸と戦術【グランパス時代】

名古屋グランパス時代のベンゲルの年俸は1億円~2億円程度といわれています。

過度なフィジカル重視の戦術やロングボールを重視せず、パス、テクニック、知性、創造性、オフザボールの動き出しによって集団でボールをシンプルにゴール前に運ぶ組織的に動いて空いたスペースに人が入り込み、パスを繋げていくといった戦術だったといえるでしょう。

勤勉にチームのために動けて基本技術は当時からそれなりに高かったといわれる日本人選手に加えてストイコビッチというワールドクラスのテクニックと創造性が加わったことで魅力的な攻撃サッカーが展開できましたね。

4-2-3-1システムを用いて、トップ下にストイコビッチを置いてフリーマンとして自由に動きながらサイドには上下に走る選手を起用。

ストイコビッチが前を向くと一気に前に動き出して外のスペースに展開していくポゼッション志向というよりはアクションサッカー、ムービングサッカーと呼ばれるようなショートパス主体ですがどんどん裏と背後のスペースに飛び出していくサッカーを展開しました。

後ろに浅野哲也、中西哲生といった賢いバランサーがいたことで攻守のバランスをとっていたように見えます。

チームの天皇杯優勝と初タイトルをもたらしています。

ベンゲルの年俸と戦術【アーセナル時代】

アーセナルでの年俸は10億円といわれています。

今でこそ世界で最も国際的で多国籍な選手、監督が集まるイングランド・プレミアリーグですが、22年前はイングランドはむしろイタリア、スペイン、ドイツのようなユーラシア大陸で進んでいたサッカーの潮流を取り込めずにいた島国でした。

アーセン・ベンゲル監督はアルコール文化が根強かった選手の生活を変えて90分走り切ることが出来る食事改善・体調管理に取り組みました。

また、イングランド以外にも広くスカウティングスタッフを配置して選手獲得網を確立して国外から若い才能を吸収できるチーム環境をいち早く作ったことも功績でしょう。

戦術的には「キック&ラッシュ」一色だったイングランドにショートパス主体で崩す戦術を導入して革命的な変化をもたらしました。

アーセン・ベンゲル監督が得意とする若手選手育成能力と若手選手発掘、食事改革による運動量アップという背景があったことがアーセン・ベンゲル監督の戦術の効果をアップさせました。

ロングボール主体で運動量が少なかった時代には「間延び」していた陣形に対して選手間の距離をコンパクトにしてショートパスを素早く繋いで崩すスタイルは斬新で効果的でした。

ティエリ・アンリ選手を世界トップのストライカーに育て上げて黄金期を作ることに成功。

しかし、ベンゲル改革はキャッチアップされていきます。

内向きだったプレミアリーグは国外から選手、監督を積極的に招聘することになりました。

マネーゲームではエミュレーツスタジアム建設費用の借金返済に長年追われたアーセナルは不利となり優秀な選手は他クラブに強奪される中、アーセン・ベンゲル監督体制後期のアーセナルはヨーロッパチャンピョンズリーグ出場権内を確保するのが精いっぱいという状態に。

2017~2018年シーズンはヨーロッパチャンピョンズリーグ出場権も失って、異例の22年という長期政権は終わりを迎えました。

日本代表監督を推奨される理由

アーセン・ベンゲル監督が日本代表に推される理由としては日本にベンゲル信者が多いからです。

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ベンゲル信者が日本に多い理由は

・日本人好みのテクニック、パス主体のサッカーをJリーグで実現した後にアーセナルでも大成功を収めた。

・日本サッカーの将来性と日本人選手の特性を高く評価していて稲本潤一選手、宮市亮選手、浅野拓磨選手などをアーセナルで獲得したことも有名ですね。

・親日家で有名でフランス代表監督より日本代表監督のほうが魅力的とコメントしたり、アーセナルからオファーが無ければ日本でずっと監督業をするつもりだったことが明かされ、Jリーグでの監督業と日本での生活は相当気に入っていた。

などが挙げられます。
また、フランスワールドカップ終了後、自国開催のワールドカップで指揮を執る監督としてベンゲルは日本サッカー協会技術委員会から日本代表監督就任要請を受けましたアーセナルとの契約が残っていて代わりにトルシエを推薦したことも有名。

日本サッカー協会にとっては、ベンゲルに指揮を執って欲しいというのは20年越しの願い。

とくに現在50代から60代くらいの日本サッカー協会に影響力を及ぼすことが出来る人が多い世代の人たちにとっては、ベンゲル監督が指揮していた名古屋グランパスを見てサッカー観を変えられたという人は多いです。

西野監督の急造チームがベスト16という快挙を運もありましたが達成して内容的にも日本的なサッカーであったことから
日本らしいサッカーを継続していくか、外国人監督によって新たなスタイルを模索していくかという2つの選択肢が日本サッカー協会の方向性として迷いどころとなっていることは想像に難くないですね。

そこで「日本のサッカー」の良さを知っていて、世界最先端の知見を蓄積しているベンゲル監督であれば、どちらの立場からも異論が出ないということでベンゲル監督待望論があるんだと予想します。

しかし、1949年10月22日生まれという年齢的にも年俸的にも難しいでしょう。

とくにアーセナルでは後期は戦術的に細かいところは他のスタッフに任せてGM的な立場で仕事をしていたことから、ベンゲル監督を招聘するのであれば多くの優秀なスタッフで脇を固める必要があり、それは、資金的に無理です。

森保一監督が指揮を執ることで「日本らしいサッカー追及派」を納得させて、ベンゲル氏をアドバイザー的なポストに据えることで「世界のサッカーから学ぶべき派」を黙らせて、客観的な立場から助言を貰い、尚且つ海外でのコネクションを多く持っていますから親善試合のマッチメイクや海外の優秀なスタッフの紹介、海外組の移籍の手助け、育成改革の一助となってもらおうという狙いがあるのかなという気がします。

とくに田島サッカー協会会長はフランスの国立サッカー養成所クレール フォンテーヌのシステムをJFAアカデミーに導入した中心人物ですが、JFAアカデミーから日本代表レベルの選手が育ってきていない現状がありフランスのように機能しているとは言い難いですね。

日本サッカー協会の育成システムとその内容を見直していくのであればベンゲル氏の経験とパイプは使いようによっては素晴らしい結果をもたらす可能性もあります。

最後に

いかがでしたか?

今回は日本サッカー協会のテクニカルダイレクター就任の噂があるアーセン・ベンゲル特集でした。

個人的には日本のサッカーのスタイルを追求していくことと日本人スタッフにこだわることは全く意味が違うと思っています。

サッカーというグローバルスポーツで強くなっていくためには、海外から積極的に良いところを取り入れ続ける必要があり
国籍で判断するのはおかしな話で日本人監督だからといって日本サッカーを強くできる訳でもありません。

森保さんは日本人監督の中でも特別に優秀なので推される理由も分かりますし、日本代表監督として適任だと思いますが
日本サッカー界全体の姿勢として内向きな発想に閉じこもってしまうようでは強くなりません。

JリーグもJFAも優秀な人を国籍、年齢問わずどんどん抜擢していってもらいたいですね。

ベンゲル氏は日本でもイングランドでも島国で出来た独自の文化に外からの発想を取り込んで進化させるのが上手い人ですから何らかの形で日本サッカー界と関わっていってもらいたいです!

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