今回はJ3で2位の得点力を誇るガンバ大阪U23の司令塔・芝本蓮選手について特集!
守備面で不安はあるもののチャンスメイクに優れたパサータイプの選手。ガンバ大阪にとっては、ポスト遠藤保仁として育てたい選手でしょう。
そんなガンバ大阪の将来を担うパサーのプレースタイルについてまとめてみました。
またこれまでの成績情報についても紹介していきますね!
最終更新日2019年9月22日
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芝本蓮の基本情報
[MOM2097]G大阪ユースMF芝本蓮(3年)_復活のテクニシャン、技ありの決勝ゴール https://t.co/ifckU7CiXC #gekisaka pic.twitter.com/9BS4EUHaOd
— ゲキサカ (@gekisaka) April 11, 2017
- 選手名:芝本蓮
- 所属クラブ:ガンバ大阪U23
- 背番号:32
- ポジション:ボランチ、インサイドハーフ、トップ下
- 身長:173㎝
- 体重:62㎏
- 利き足:右
中学生からガンバ大阪の下部組織に所属。2017年には、高校3年生でガンバ大阪のトップチームに2種登録選手(契約を交わしていない状態でも試合に出場できる)に登録されると、J3リーグのU-23チームに定着しています。
同年10月30日、高校生ながら第29節のギラヴァンツ北九州戦ではJリーグ初得点。
2018年シーズンより、ガンバ大阪トップチームに昇格することが発表されています。
芝本蓮選手にとって、高校生の段階からプロチームで戦える J 3ガンバ大阪 U23チームがあったことは幸運だったと言えるでしょう。
しかしながら20歳となった現在では、 U23チームに都合よく使われてしまい、もっと上のレベルにステップアップする機会を逃しているかと。
個人的には、もうトップチームで試さなければいけない選手だと思っています。
ゴール前で得点に絡むセンスに優れているため、ポジションは最も適しているのはおそらくトップ下です。
香川真司選手に近いタイプだと思いますが、
- 香川真司選手ほどの突破力はない
- ただパスセンスに優れている&ミドルレンジのパスも出せる
といった点から、低い位置でゲームメイクに関わらせるような使い方をする監督が多くなるでしょう。
J 1の選手として活躍するには、低い位置でもプレイできるように守備を鍛えるか、トップ下の選手として勝負するのであれば、得点とアシストという目に見える数字を残し続けるしかありません。
プレースタイル・1手先が見える戦術眼
1分4秒からのシーンでは、左サイドからサイドバックがオーバーラップしています。
凡庸な選手なら、とりあえず近いサイドの選手にボールを渡します。
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しかし、相手の陣形を見ると、そのサイドバックのオーバーラップを警戒してサイドバックがすでにサイドに開いてケア。
センターバックとサイドバックの間の「ハーフスペース」と呼ばれるスペースがポッカリ空いています。
このスペースを見つけて抜け出そうとしている選手がいます。こちらにパスを出すのが良い選手。
しかし、芝本蓮選手は別の選択をします。
ハーフスペースに飛び出した選手の奥の選手に、体の向きと逆方向にアウトサイドキックでパスを送りました。相手は完全に意表を付かれていますね。
もし、パスを受けた選手がハーフスペースを狙っていた選手にワンタッチで渡していたら、ゴール前でフリーでボールを受けることが出来たでしょう!
このシーンを見るだけでも芝本蓮選手は、視野が広く、1手先まで見えているので、攻撃の選択肢が普通の選手より多いことが分かります。
Jリーグ公式データでは、1試合平均敵陣パス数は40本でJ3で3位。ラストパスのアイデアが豊富なんですね。
プレースタイル・キック精度の高さ
セットプレーのキッカーを任されることも多い芝本選手。
流れの中からでもフライングスルーパスを得意としています。
先程の1分37秒からのシーンでは、ふわりとしたボールをディフェンスラインの裏に落としてアシストを決めていますね。
このような時間と空間を操る三次元の髪を繰り出すことができるのが強みといえるでしょう。
キック精度の高いからこそラストパスのアイデアが生まれてくるわけですね。ロングパス成功率は60%を超えていて高いです。
プレースタイル・守備面は課題
イエローカードがこれまでにJ3で5枚もらっていて3番目に多いです。
タックル成功率も50%と低い。
173㎝63kgと体格も良いとはいえないので、今後はフィジカルトレーニングや球際の強さを磨いていく必要があるでしょう。
J1のボランチとしては、守備面で怖くて使えないというのが現状だと思います。
芝本蓮の成績情報
トランスファーマーケットドットコムによると、芝本蓮選手の市場価値は30万ユーロで4000万円程度。
プロ通算で3年間で71試合5得点10アシストを記録していますが、全てJ3での記録。
そろそろ上のカテゴリーで見てみたいですね。
最後に
今回はガンバ大阪U23の芝本蓮選手について紹介しました。
- 戦術眼の高さ
- キック精度の高さ
- 守備面に課題が残る
という特徴を挙げましたが、川崎フロンターレの中村憲剛選手に似ているなと個人的に感じます。
→【Jリーグ2019】川崎フロンターレスタメン・フォーメーション予想
中村憲剛選手も遅咲きの選手だったので、芝本蓮選手も課題の守備を克服して、少しずつトップチームの試合に絡んでいってほしいですね。
攻撃面でのパスセンスは天性のものを感じますから、ガンバ大阪の攻撃面での中心選手になっていくのでしょう。
名前覚えておいて損はない選手だと思います。
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