こんにちは!
競泳の池江璃花子選手が、白血病であることを公表したのは覚えていますよね?
その時に、J2アルビレックス新潟の早川史哉選手の名前を多く目にしました。
彼は長い闘病生活から急性白血病を克服し、ついに10月5日の鹿児島戦で3年半ぶりに公式戦出場を果たしたのです!
しかし、3年半のブランクで、どんな選手だったか忘れている方も多いのではないでしょうか。
今回は、早川史哉選手のプレースタイルを3つの観点から徹底的に解説したいと思います。
この記事を読めば、彼がどんなに素晴らしい選手か分かります。ぜひ最後までご覧ください!
最終更新日:2019年10月5日
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早川史哉のプロフィール
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- 選手名:早川史哉(はやかわ ふみや)
- 所属クラブ:アルビレックス新潟(J2)
- 背番号:28
- ポジション:ディフェンダー
- 身長:170センチ
- 体重:68キロ
- 利き足:右
2011年のU-17ワールドカップに出場し、日本代表のベスト8進出に貢献しました。筑波大学に進学後、2015年に当時J1のアルビレックス新潟に加入しています。
2016年は、開幕から3試合連続でスタメン出場。
しかし体調不良を訴えて、診断の結果、急性白血病であることが発覚します。懸命な治療の末、選手として今年復帰することができました。
守備的ポジションの控えとしてベンチ入りも、出番が来ない試合が続きますが、10月5日に久々の公式戦出場となり再スタートといった所です。
早川史哉選手のプレースタイル【ユーティリティプレーヤー】
早川選手は、実に多くのポジションに入ることができます。
サイドバックとしての出場が主になりますが、利き足が右でも、左サイドバックに入ることが多いですし、それ以外にセンターバックや守備的ミッドフィルダーも可能。
2011年に出場したU-17ワールドカップでは、選手登録の上ではディフェンダーです。
ですが、初戦のジャマイカ戦では、2トップの一角としてスタメン出場し、後半からは左サイドバックに移りました。
2戦目のフランス戦はフォワードとして、3戦目のアルゼンチン戦は左サイバックとして、それぞれフル出場しています。
さらに、
- 決勝トーナメント1回戦(対ニュージーランド)はディフェンダー
- 準々決勝(対ブラジル)ではミッドフィルダー登録
で出場し、それぞれ1得点ずつを記録しました。
1:07辺りです。
3年半ぶりの公式戦は、右サイドバックとしての出場でした。
この日はあまり攻撃参加をせず、ディフェンダーとしての役割に集中していた印象です。
それでも新潟の3点目は、早川選手が前線のシルビーニョ選手にくさびとなるパスを出して、そこからレオナルド選手のゴールへとつながったものでした。
90分フル出場して、新潟の勝利に貢献しています。どのポジションでもやれる器用さが、早川選手の強みですね。
早川史哉選手のプレースタイル【ポジショニングの良さ】
早川選手は、フィジカルでは決して恵まれているとは言えません。その不利な状況を、ポジショニングの上手さで補っています。
サイドバックでは、機をうかがってのオーバーラップで攻撃の起点となりますし、守備でカバーリングも的確です。
センターバックになれば、危険を察知する感覚に優れ、相手とのポジション取りにも負けません。
2016年シーズンのリーグ初戦の湘南ベルマーレ戦で、早川選手はルーキーながらスタメンに抜擢されました。
身長170センチですが、右のセンターバックとしての出場です。
試合では、新人でしかも小柄ということもあり、終始相手に狙われていました。
ですが、的確な読みでパスコースを察知し、早めに足を出してパスカットするなど、しっかりとした対応でしたね。
試合は2対1で新潟が勝利し、見事開幕戦の勝利に貢献。よく考えて工夫して、守備的なポジションを務め上げています。
早川史哉選手のプレースタイル【インテリジェンスのあるプレー】
早川選手は、アルビレックス新潟ユースから、そのままトップ昇格の道もありました。
しかし教員免許取得のため、いったんは国立の筑波大学に進学していますね。そしてサッカー部では4年生の時に主将を務め、それから新潟に入団したという経歴があります。
これだけでも、彼がインテリジェンスに優れているのがわかりますよね。
そこまでの知性を備えているからこそ、急性白血病という、アスリートには耐え難い病にも打ち勝ったといえます。
ピッチの上では賢く動き回り、ピッチの外でも自らの体験を知ってもらおうという活動で日々忙しいのです。
早川史哉選手の成績データ
- 新潟ジュニアユース→新潟ユース→筑波大学→新潟(2016~)
- U-17、U-18元日本代表
- 2011年U-17ワールドカップ5試合3得点
- J1通算3試合0得点
- J2通算1試合0得点
(2019年10月5日現在)
URL:https://twitter.com/albirex_pr/status/1180002574822281216?s=17
3年半ぶりの試合後、早川選手はツイッターで率直な心境をつぶやいていました。
関わった人たちへの感謝と、これからも前進していくという決意がつづられていましたね。
ツイートには、1万以上のいいねと多くのコメントが寄せられていました。
サポーター、チームメイトはもちろん、他のチームのサポーターまでもが彼の復帰を祝福しています。
田中亜斗夢選手(C大阪)や石毛秀樹選手(清水)など、他チームの選手もです。
さらには、ラグビー日本代表の稲垣啓太選手(早川選手と同じ新潟市出身)までも、ラグビーワールドカップの大会中にも関わらず、ツイートに反応していますね。
これも、みんなが彼のここまでの努力を知っているからこそです。
まとめ
今回は、早川史哉選手のプレースタイルとして、
- ユーティリティプレーヤー
- ポジショニングの良さ
- インテリジェンスのあるプレー
を挙げました。
池江選手が休養に入った当時、早川選手はまだ新潟との契約を再開したばかり。
ベンチ入りも叶わない状態で、「選手として復帰できた」という例に挙げられて、少し違和感を覚えたものです。
しかし、90分フル出場を果たしたことにより、本当の意味での復帰となりました。
まだまだ出場した試合は、数えるほどしかありません。早川史哉選手のこれからの活躍に期待しましょう!
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