町田ゼルビア・買収

J2の町田ゼルビアがサイバーエージェントに買収されることが濃厚となりましたね。

これまで町田ゼルビアはJ1ライセンスを取得できずに、J1に昇格することはありませんでしたが、いろんな問題を解決してJ1昇格の条件を満たすことが見えてきたということ。

そんな町田ゼルビアはスタジアム問題を解決して日本でも有数のIT企業は町田ゼルビアをビッグクラブに導くことができるんでしょうか?

町田ゼルビアの買収関連についていろいろ考察してみましたので最後までご覧ください!

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町田ゼルビアがサイバーエージェントに買収濃厚

町田ゼルビアはサイバーエージェントに買収されることが2018年10月に発表になるようです。

サイバーエージェントとはAmebaブログやabemaTVなどを運営する国内トップシェアを誇るインターネット広告事業を展開する会社です。

買収額は10億円ともいわれ株式の過半数を取得して経営に本格的に携わることになります。

サイバーエージェントは以前東京ヴェルディの買収に動いていましたが、読売グループとの間で折り合いがつかずに断念した経緯があり、10年越しで都内のJクラブの経営権を握ることになりました。

町田ゼルビアは親会社を持たない市民クラブでしたから地元の有力者との間で折り合いがついたことが買収の決め手となったといえるでしょう。

これまで地域密着型で地道な成長を重ねてきた町田ゼルビアの経営には地元経済界のバックアップは不可欠であって、これまでに買収に関して揉めたという情報もないので友好的買収であったことが伺えます。

サイバーエージェントが町田市の経済にとってメリットを創出するヴィジョンがあることも想定できますね。

こういったすんなり経営に参加できるケースはFC今治、V・ファーレン長崎がありますが、どちらも複合型新スタジアム計画があることが共通点です。

というわけで町田ゼルビアのスタジアム関連の方向性は注目に値します。

そして、サイバーエージェントはabematvのスポーツチャンネルの充実に力を入れていてヨーロッパサッカーのディレイ放送や本田圭佑選手がオーナーを務めたSVホルンの試合を放送していましたので町田ゼルビアの試合を放送したり、DAZNが放映権を持っていないJリーグのカップ戦の中継に乗り出すことも噂されていますね。

全国区のメディアがJリーグのチームを持っていたのはJリーグ創世記に読売グループは持っていたヴェルディまで遡りますからヴェルディ以来のビッグクラブを狙ってる可能性もあるかもしれませんね。

町田ゼルビアがJ1ライセンスが取れなかった理由とJ1昇格時期

Jリーグは環境整備、財務健全化のためにサッカーの順位で結果を残しても基準を満たせなければ昇格できず場合によってはリーグ脱退しなければならないクラブライセンス制度というルールがありJ1、J2、J3にそれぞれ基準を設けています。

町田ゼルビアはクラブハウス、芝の専用練習場が無く15000人以上収容可能なスタジアムが無いのでJ1ライセンス基準を満たしていませんので、たとえJ2で優勝してもJ1に昇格することは出来ません。

ホームの町田市立陸上競技場の改修や練習場、クラブハウスの建設の意向がありますが、資金力の問題もあり解決になかなか至らなかったのでサイバーエージェントが親会社となり財務基盤が強化されるとJ1への道はかなり近くなりますね。

それでも来シーズンまでに問題を解決するのは難しいです。

新スタジアム改修工事完了は2020年以降とされ、専用のクラブハウスと練習場がない問題にめどはたっていません。

というわけで町田ゼルビアは2020年にJ1ライセンスを取得して2021年シーズンからJ1参入を目指すことになります。

チームには経営が上手くいく時期もあればサッカーがうまくいく時期もあり、町田ゼルビアはサッカーでうまくいっているうちにライセンスを取得してJ1に昇格出来ればよいですが、タイミングを逃すとジェフ千葉、京都サンガのように予算があっても昇格できないチームになってしまうリスクもありライセンス問題の長期化は避けたいところです。

個人的には相馬直樹監督のもとで若い選手を戦術的にハードワークさせて予算以上の結果を得る方法を確立しているのが現在の町田ゼルビアだと思っているので、ライセンスを取得できて、相馬直樹監督を引き留めることができれば、2020年の昇格は十分に現実的といえるでしょう。

J1ライセンス取得後にビッグクラブ化の可能性は?

サイバーエージェントはグループ会社のサガン鳥栖の胸スポンサー年間6億円の契約を終了して町田ゼルビアへの投資へ集中するともいわれています。

現在J1昇格圏内にいる町田ゼルビアに資金力が増えるとなるとビッグクラブ化への期待も出てきますね。

仮にサガン鳥栖へ支払っていた広告料がそのまま町田ゼルビアに入るとするとチーム人件費をこれまでの2億5千万円から8億5000万円に増やすことが出来ます。

2017年の経営情報によるとチーム人件費8億5000万円はJ2で3番目の数字ですしJ2上位~J1下位の予算規模ですね。

しかし、ホームスタジアムの町田市立陸上競技場が改修されても座席数は1万5000席でJ1では最小クラスです。

アクセスも悪く陸上トラックが観客席から遠くて見にくい町田市立陸上競技場の評判はイマイチでこの陸上競技場をホームスタジアムとするうちはJ1に定着することは難しいといえます。

ビッグクラブ化の条件としては

  • ホームタウンが人口集中地域
  • アクセスが良く、収容人数が多く、陸上競技場ではないサッカースタジアムがホームスタジアム
  • 年間のチーム人件費20億円以上

が必要かと思います。

条件をクリアしているのは浦和レッズ、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪ですね。

町田市は人口40万人でJ1のホームタウンとしてはやや少ないですが、東京都内で周辺の人口規模が大きいのでこの点が問題になることはないでしょう。

スタジアムは町田市立陸上競技場では不十分ですが、東京では新国立競技場、代々木公園スタジアムと二つの大きな球技専用スタジアムの建設される予定となっていますからホームスタジアム移転の可能性もささやかれていますね。

とくに新国立競技場はオリンピック以降の活用方法が見つからずホームスタジアムとするJリーグのチームを政府が探していて鹿島アントラーズとFC東京がオファーされたものの断ったと報道されていますので「町田ゼルビアが移転する計画があるのでは?」と考える人も多く複数の選択肢を持ったチームといえるでしょう。

現在2億円のチーム人件費を20億円にするにはサイバーエージェントの資金力だけに頼らず観客動員数の増加が必須ですし、サッカーで稼ぐチームになるにはやはりスタジアムが問題のネックですね。

というわけで町田ゼルビアはスタジアムが良くなればビッグクラブとなれるでしょうし移転も含めていろいろな可能性があるチームです。

町田市には大都市東京の中のローカル都市という二つの側面があり現在の地域密着型ローカルクラブの良さを残したまま都市型ビッグクラブに成長できるポテンシャルを秘めていると思いますので、サイバーエージェントのかじ取りに注目したいですね。

最後に

いかがでしたか?

今回はサイバーエージェントが買収予定の町田ゼルビア特集でした。

首都のローカルクラブといえばプレミアリーグのアーセナル、チェルシー、トッテナム。

リーガエスパニョーラのアトレティコマドリードが有名でいずれもチャンピョンズリーグに出場する世界的ビッグクラブといえます。

町田ゼルビアもJリーグで同じような立ち位置に成長することは可能ですし資金力とITの力を手に入れたチームがどのような成長を遂げるのか楽しみです!