サッカー日本代表歴代10番!
ということで、今回はサッカー日本代表でワールドカップに出場した歴代10番をまとめてみました!
歴史的にブラジルサッカーの影響を強く受けていて、キャプテン翼の大空翼くんが10番を背負うなど10番は日本代表の中では特別な番号です。
個人的には技術に優れていて少しフィジカル的な能力が低い華奢なファンタジスタが日本の10番に対するイメージかなと思っていますが、歴代ワールドカップでは誰が10番を背負ってきたのかまとめてみました。
最後までご覧ください!
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名波浩
- W杯:1998年
ラモス瑠偉から引き継いで日本代表初めてのワールドカップとなった1994年フランスワールドカップで10番を背負ったのは左利きのレジスタ名波浩選手でした。
高精度の左足から放たれるキックと視野の広さ、状況判断能力の高さを持ち卓越したゲームメイク力がありました。
中田英寿、山口素弘とともに中盤を形成して、サッカー脳の戦術理解、コーチング能力の高さはジュビロ磐田の監督になってからも証明済み。
ピッチ上の指揮官といえる存在がいたことで中田英寿さんの才能が最も発揮された大会となったのも名波浩の影響は大きかったですね。
ワールドカップでは高い評価を受けてイタリア・セリエAのヴェネチアへ移籍しました。
中山雅史
- W杯:2002年
当時超サプライズとして直前にムードメーカー的な存在として招集されたゴン中山選手
中村俊輔選手が直前に外された影響でつける選手が居なかった10番を引き受けた形になりました。
小野伸二選手も8番が好きでしたし、名波浩さんの怪我と中田英寿さんが10番に興味がなかったことも10番を着ける選手が居なくなった要因ですね。
日本サッカー界特有のスターシステムを毛嫌いしていたトルシエ監督
当時10番としてワールドカップ出場する予定だった中村俊輔選手をいろんな理由で外したことが話題になりましたね。
代わりに最も10番らしくない泥臭い点取り屋のプレースタイルの中山雅史に10番を与えたのは、それだけ周りの選手から信頼度が高かったからじゃないでしょうか。
日本サッカー界を引っ張ていてJリーグでも得点を圧倒的なペースで量産していたにも関わらず、控え選手という立場を受け入れたところもゴン中山らしいですね。
試合出場はロシア戦の後半10分程度でしたが、交代出場する際の中山コールは凄かったですし、ファンにも選手にも監督にも愛されたエースナンバーの10番を着けるに相応しい選手だったと思います。
ちなみに35歳でワールドカップで10番を背負ったのは最高齢記録。
中村俊輔
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- W杯:2006年
- W杯:2010年
2002年日韓大会の屈辱から、2006年、2010年に背番号10としてワールドカップに出場
日本代表の歴代10番の中でももっとも相応しい存在。
左利きのフリーキックのスペシャリストで視野の広さ活かしたゲームメイク力、意表を突いたドリブル、ラストパスの精度でチャンスを構築するファンタジスタ。
日韓ワールドカップでメンバーに入らずに海外へ足りないものを求めてセリエAに移籍すると、その後スコットランド・プレミアリーグのセルティックでリーグ最優秀選手を受賞するなど大活躍
史上最強の日本代表といわれたメンバーでの10番を背負って臨んだ2006年ドイツワールドカップでは風邪の影響もあって思うようなパフォーマンスは出来ずに批判にさらされました。
2010年南アフリカワールドカップではワールドカップ直前にスペインリーグ・エスパニョールに移籍するも上手く起用しませんでしたね。
足首の故障も抱えて調子が上がらないまま大会を迎えて、本大会直前であスタメンから外されてオランダ戦の後半にわずかな時間の出場に留まりました。
本田圭佑選手の台頭で何かと比較されてましたね。
ワールドカップにはとことん縁のなかった選手で大舞台には合わなかったのかもしれませんが、努力の賜物であるフリーキックはいまだに芸術的で健在。
誰もが認める実力がありながらもワールドカップには縁がないといった印象があります。
香川真司
- W杯:2014年
- W杯:2018年
中村俊輔選手の代表引退から注目された背番号10の継承者は香川真司選手。
これまで日本代表の10番はパサー的な役割をもった選手でしたけど、香川選手は点を取る10番といった印象。
守備ブロックの間でボールを受けて一瞬でターンして前を向きペナルティーエリアに侵入して得点を取る能力に優れたシャドーストライカータイプのテクニシャンです。
南アフリカワールドカップではメンバー外になりましたが、ワールドカップ後にすぐにドルトムントに移籍して大ブレイクを果たしました。
全盛期はレアルマドリードとマンチェスターユナイテッドが競合して獲得に動いていたことは有名です。
特にペナルティーエリアでフリーではなくても自分が誰から見られているかを感覚でつかむ能力が高い選手。
視野から外れている選手の背中でボールを受けてキーパーの逆をとってフィニッシュを決めるという特殊能力があり、得点嗅覚が最大の武器でしたがいつのまにか消えてしまったように思います。
ザックジャパンではトップ下に本田圭佑選手が居たことで2014年ブラジルワールドカップでもサイドでのプレーを余儀なくされてしまいました。
初戦のコートジボワール戦では香川真司選手のサイドでの守備のまずさから逆転負けしてしまい次戦はベンチに。
日本代表では、前述したような特殊能力を発揮した試合は数えるほどで理由としては本田圭佑選手、岡崎慎司選手とのプレーヤーとしての相性も関係してるのかもしれませんね。
ハリルホジッチ氏、西野ジャパンでは絶対的なレギュラーという立場ではなくなりましたが、代えがきかない選手だからこそロシアワールドカップに選出されたのもあるんでしょう。
最後に
いかがでしたか?
今回はサッカー日本代表のワールドカップに出場した歴代10番の特集でした。
ワールドカップに初出場してからの歴代10番は皆さんご存知の選手だったのではないでしょうか。
10番といえば、ファンタジスタタイプや前線のポジションのイメージがありますが、名波浩さんのようなテクニックのある人がボランチとして10番を背負うのも悪くないのかなと思います。
今後も10番を背負うスターが誕生していくことだと思いますが、どういったタイプの選手が歴代日本代表の10番を背負っていくのか注目ですね。
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