ワールドカップ・得点・日本人

ワールドカップ日本代表歴代得点者!

今回はワールドカップで得点を決めた歴代の日本人選手を紹介します。

世界が相手となるので得点に絡むシーンも限られ、戦績成績的得点者もそこまでいませんが、印象深い得点シーンもありますよね。

そんなわけで、当時のゴールシーンを併せて振り返りますので、みなさんも当時の興奮がよみがえってくるはず。

それではご覧ください

※2014年ブラジル大会までの得点者

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中山雅史

  • 1998年フランス大会・グループリーグ3節 ジャマイカ戦

日本代表の記念すべきワールドカップ初ゴールを決めたのは、魂のストライカー・中山でした。

ジャマイカに2点を先制される苦しい展開の中で迎えた69分。

左サイドの浅い位置からウイングバックの相馬がゴール前にアーリークロスを送ると、途中出場のFW呂比須が相手DFに競り勝ってゴール左側に折り返し。

そのボールに中山が飛び込み、文字通り身体ごとゴールに押し込みました。

鈴木隆行

  • 2002年日韓大会・グループリーグ1節 ベルギー戦

地元開催となった日韓大会で、日本に勇気を与える大会初ゴールを決めたのは、泥臭いプレーが持ち味のストライカー・鈴木でした。

後半開始早々に先制点を許し、重苦しい空気が漂い始めた59分。

自陣の左サイドから、MF小野が鈴木を走らせるように相手DFラインの裏へと柔らかいロングパスを供給。

ボールは相手GKとDFの間に落ちたものの、パスを受けに走る鈴木の前でDFが身体を入れており、チャンスは潰えたかに見えました。

しかし鈴木は最後まで諦めずにボールを追い、相手DFの隙をついて前にでると、GKが処理する直前、懸命に右足を伸ばすとつま先に当たり、GKの脇を抜けたボールがゴールに吸い込まれました。

稲本潤一

  • 2002年日韓大会・グループリーグ1節 ベルギー戦

果敢な攻撃参加が武器の大型ボランチ・稲本は日韓大会で2ゴールを挙げ、初のグループリーグ突破に大きく貢献しました。

鈴木の同点ゴールで息を吹き返した日本代表はその直後、更なる熱狂に包まれます。

稲本が中盤の高い位置でボールを奪うと、ボールをFW柳沢に預け自らは前線に。柳沢からのリターンパスを受けると、相手DFをドリブルで突破し、左足での強烈なシュートをゴールに突き刺しました。

中盤でのプレスから攻撃への切り替えの早さ、前線に上がる判断、ドリブル突破からのシュートという個人技、などボランチとして理想的なプレーでしたね。

  • 2002年日韓大会・グループリーグ2節 ロシア戦

歴史的なワールドカップ初勝利となったロシア戦。サッカーの歴代最高視聴率を記録するなど、日本国民が注目した試合で勝利をもたらしたのは稲本の右足でした。

後半早々の51分、左サイドからDF中田浩二がグラウンダーのクロスを送ると、柳沢がダイレクトのパスを選択。このパスがオフサイドラインぎりぎりにいた稲本に通り、正確なトラップからシュート。GKの肩口を抜けてゴールネットを揺らしました。

稲本の冷静なトラップとシュートはもちろん、柳沢のポストプレーで相手DFの意表をついたのが大きかったと思います。

森島寛晃

  • 2002年日韓大会・グループリーグ3節 チュニジア戦

安定したテクニックや決定力、絶妙なポジショニングで、日本におけるシャドーストライカーの第一人者といえる森島は、その真骨頂とも言えるゴールをワールドカップの舞台で決めてくれました。

勝てばグループリーグ突破が決まるチュニジア戦は緊張感ある試合展開となり、前半を0-0で終えましたが、迎えた後半の開始早々、念願の先制点が生まれました。

右サイドで鈴木と中田英寿のワンツーで相手ペナルティエリアに進入を図るも、相手DFがカット。しかし、ボールを取りきれずにこぼれ球が中央に転がります。

そのこぼれ球に誰よりも早く反応したのが森島で、フリーの位置から豪快な右足シュートを決めました。

こぼれ球が来たのは運の要素もあるかもしれませんが、そういったイレギュラーな状況に対応できるポジショニングと、慌てずに正確なシュートを放つ決定力が光ります。

中田英寿

  • 2002年日韓大会・グループリーグ3節 チュニジア戦

並外れたボディバランスを活かしたボールキープと、広い視野から相手の急所を突く鋭いパスを武器に、日本代表の司令塔に君臨した中田は、自身のゴールでグループリーグ突破を確実なものとしました。

森島のゴールで先制し、グループリーグ突破に向けて盛り上がっていた74分、勝利を決定づける2点目が生まれました。

右サイドに展開すると、WBの市川がドリブルで溜めを作った後にアーリークロスを供給。

精度の高いクロスに対し、ゴール前で相手マークを外した中田がダイビングヘッドで合わせ、GKの手を弾く形でゴールとなりました。

精度の高いクロスとマークを外す動きが噛み合うとゴールにつながりますね。

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中村俊輔

  • 2006年ドイツ大会・グループリーグ1節 オーストラリア戦

長年に渡り日本代表の10番を背負ってきた俊輔は、ドイツ大会がワールドカップ初出場でした。

体調不良もあり期待通りの活躍とはならかったものの、抜群の精度を誇る左足のキックでゴールを生み出しています。

初戦ということで両チーム共に手堅い試合運びを見せ、緊張感溢れる展開でしたが、均衡を破ったのは俊輔の左足でした。

右サイドでボールを受けた中村は、ボールをキープしながらタイミングを図り、相手DFとGKの間にクロス。

ボールは前線の高原・柳沢に惜しくも合わなかったものの、ゴールに向かって流れていったボールにGKが反応しきれず、そのままゴールネットに吸い込まれていきました。

ゴールに直結するパスは例え味方に合わなくても相手のミスで決定機に繋がることがあるので、ワールドカップのような大舞台でこそ積極的に狙うべきだと思います。

CHECK中村俊輔のフリーキックランキング! 

玉田圭司

  • 2006年ドイツ大会・グループリーグ3節 ブラジル戦

スピード溢れる突破と正確な左足シュートを武器とするストライカーである玉田は、ワールドカップの舞台でも世界に衝撃を与えるゴールを決めました。

グループリーグ突破には勝利が絶対条件と苦しい状況に追い込まれたブラジル戦。

両チームの力関係から絶望感が漂っていましたが、予想に反して日本が先制点を挙げました。

左サイドに展開してボールを受けた三都主がペナルティエリア内にショートパスを出すと、そこに走り込んだのが玉田。

持ち前のスピードで相手DFを振り切ると、左45度の位置から左足のダイレクトシュートを放ち、ニアサイドのGK肩口に突き刺しました。

まさかの先制点、それも目の覚めるような強烈なシュートであったことから「もしかしたら勝てるんじゃ…」と希望を感じたサポーターも多かったのではないでしょうか。

結局はその後、ブラジルに力の差を見せつけられるように4失点を喫し敗退となりましたが、一矢報いるゴールでした。

本田圭佑

  • 2010年南アフリカ大会・グループリーグ1節 カメルーン戦

2010年代の日本代表を牽引した本田は、ワールドカップという大舞台で勝負強さを遺憾なく発揮してきました。

この試合、本田は初めて1トップの位置で起用されました。本田のキープ力を見込んでのものでしたが、本田はそういった戦術的役割に留まらず、ゴールという結果も残しました。

前半終了間際の39分に、右サイドでボールをキープした松井が左足でクロスを上げると、相手DFが目測を誤るミスを犯し触ることができず、流れたボールがファーサイドにいた本田の下に。

この決定機に本田は正確なトラップを見せ、GKが飛び込むより先に左足で押し込みました。

本田は試合後のインタビューで「俺は『持っている』」とコメントしましたが、決定機で決め切る決定力やメンタルの強さが他の選手とは違いますね。

  • 2010年南アフリカ大会・グループリーグ3節 デンマーク戦

グループリーグ突破のかかったデンマーク戦は序盤から緊張感溢れる試合展開でしたが、本田のスーパーゴールで一気に日本へ流れが傾きました。

17分に獲得したFK、ゴールから30mは離れた遠い位置からでしたが、本田が左足を振り抜くと、強烈な無回転シュートが不規則に揺れながらゴールの逆サイドネットに突き刺さりました。

当時、本田のFKは欧州CLでもゴールを奪うなど大きな武器として認識されていましたが、ワールドカップでもその威力を見せつける形に。

  • 2014年ブラジル大会・グループリーグ1節 コートジボワール戦

ブラジル大会でも日本代表の大会初ゴールは本田の左足から。

61分、左サイド深い位置からのスローインでボールを受けたSBの長友がペナルティエリア手前にいる本田へグラウンダーのクロスのクロスを送ると、正確なトラップで相手を振り切る形でエリア内に進入。

左足から放たれたシュートはGKが動けないほど強烈な弾道でニアサイドを破りました。

本田の持つ冷静さとエゴイスティックにゴールへ向かう姿勢はワールドカップでゴールを奪うために重要な要素だと思います。

遠藤保仁

  • 2010年南アフリカ大会・グループリーグ3節 デンマーク戦

日本屈指の司令塔として歴代最多の国際Aマッチ出場数を誇る遠藤。
ワールドカップでは正確な技術と戦術眼でゲームをコントロールするだけでなく、得意のFKで世界を驚かせました。

本田のスーパーFKで早々に先制した後、30分にはゴール正面の近い位置で再びFKのチャンス。

相手は既にFKを決めて気分を良くしている本田が再び狙ってくることも警戒していましたが、今度は遠藤がシュート。コントロールされたボールが綺麗な放物線を描いてゴールに吸い込まれていきました。

南アフリカ大会で採用されたボールは空気抵抗を受けやすく、無回転のブレ球シュートに威力を発揮するものの、正確なボールコントロールが難しいと言われていました。

その中で遠藤が見せた正確なFKは世界を驚かせたのです。

岡崎慎司

  • 2010年南アフリカ大会・グループリーグ3節 デンマーク戦

日本トップクラスのストライカーで海外でも活躍する岡崎は、代表の中ではサイドアタッカーなどクラブとは異なるポジションを担っていますが、その中でもゴールという結果を残しています。

同大会、岡崎は出場機会に恵まれず、デンマーク戦も途中出場。

本田・遠藤の2ゴールで優位に試合を進める中、前線からのプレスなどで貢献していた岡崎でしたが、ゴールも貪欲に狙っていたのです。

迎えた87分、前がかりになった相手にカウンターを仕掛け、本田が左サイドを突破。DFを抜き去りGKと1対1となりましたが、岡崎はサボることなくゴール前にポジションを取りました。

本田はより確実な岡崎へのパスを選択し、岡崎は最初のタッチが少し乱れたものの、無人のゴールに流し込みました。

  • 2014年ブラジル大会・グループリーグ3節 コロンビア戦

勝利が必要とされたコロンビア戦でしたが、先制点を許すなど劣勢の展開。

その中で、岡崎の持ち味である泥臭いプレーから同点ゴールが生まれました。

前半アディショナルタイム、右サイドでボールを受けた本田が低いクロスを送ると、ゴール前にいた岡崎がニアサイドに走り込んで、相手DFの前に入ってダイビングヘッド。

相手の意表をつく形となり、慌てて反応したGKの手を弾いてゴールネットを揺らしました。

まとめ

以上、ワールドカップでゴールを挙げた歴代日本人選手をまとめてみました。

こうやってゴールを振り返ってみると、ワールドカップでゴールを奪うには

・泥臭いプレー
・積極的にゴールを狙う姿勢
・精度の高いセットプレー

が重要だと感じました。

これからも日本代表がワールドカップでゴールを決める場面をいっぱい見たいですね。