今回は川崎フロンターレの田中碧選手の基本情報、プレースタイルを紹介していきます。
東京オリンピック世代注目のボランチで、トゥーロン国際大会で大活躍。
株が急上昇している田中碧選手について是非知ってください!
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田中碧選手の基本情報
【写真特集】川崎F田中碧が感じた手応え「敵わない相手ではないかな」(6枚) https://t.co/aViYxGChi1 #gekisaka #jleague pic.twitter.com/om34n6heiz
— ゲキサカ (@gekisaka) 2019年7月20日
- 選手名:田中碧
- 所属クラブ:川崎フロンターレ
- 背番号:25
- ポジション:ボランチ、トップ下、
- 身長:177㎝
- 体重:69kg
- 利き足:右
小学3年生から川崎フロンターレの下部組織に入団し、2016年にトップチームに昇格しています。
ポジションはボランチでユース時代は10番を背負い攻撃的なアタッカーもやっていました。
現在はダブルボランチの一角でプレーすることが多いですね。
田中碧選手のプレースタイル(基本技術の高さ)
川崎フロンターレの 下部組織出身の選手らしくボールを止める能力が高いです。
またショートパスも得意でスピードがあり精度が高いボールを両足で蹴ることができます。
パススピードが速く、首をキョロキョロとさせながら、ボールを受けるポジションを確認して、相手の間に入り込み、ボールを呼び込んでは、くるっと前を向いて相手のプレッシングを空転させる事も。
このように後方でのボールの 回し方が上手いですが
- ラストパスや縦パスといった得点に直結するようなパスが少ない
- ミドルレンジのパスで展開を変えるプレイ
このあたりに課題があるのかなという気がします。
2人を同時に引きつけるだけの余裕はなく、一人にプレッシャーをかけられると逃げのパスを選択してしまうところは、海外でボランチとして活躍したいならもっと高いレベルを要求したいです。
Jリーグ公式サイトによると、
1試合平均敵陣パス数は42.1本とリーグ11位
ですが、https://www.sofascore.com/のデータによると1試合あたりのキーパス(シュートにつながったパス)は0.8本と少なめ。
ワンランクレベルアップしたボランチを目指すなら、
- パスコースがない時に自分でボールを運ぶ
- 自分があえてボールに寄らないことでボールホルダーにスペースを作ってボールを前進させる様なプレー
といったことが必要になるでしょう。
2019年のパス成功率は90%ですが、ロングボール成功率は62%とガクッと落ちてしまうところは残念。
1試合平均シュート数は0,7本でまだゴールがないところも課題といえるでしょう。
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田中碧選手のプレースタイル(守備力)
- インターセプト:1試合平均のインターセプト数は0,4回(リーグ28位)
- 空中戦勝率:47%
- タックル成功率:91,2%
- タックル回数:1試合当たり2、8回
と守備で貢献する一面も持っている田中選手。
テクニックがあり ゲームメイクができるパサータイプのボランチには珍しく、身長が177㎝と高くて空中戦に強いタイプであり 足も長くてボール奪取能力もあります。
インターセプトが得意で1試合平均のインターセプト数は0.4回。
パスを自分で繋ぐ能力が高い分、パスコースの切り方がうまく、相手の選択肢を複数限定して守備が出来る賢さもありますね。
ただし、空中戦勝率は47%と低く、タックル成功率も91.2%でタックルは1試合当たり2.8回とフィジカルコンタクトを擁するデュエルに関しての数字は良くありません。
身体能力的にも体格も悪くないので、このあたりは試合を重ねていくうちに改善していくでしょう。
とくに国際試合の経験を多く踏んでほしいですね。
川崎フロンターレでボランチコンビを組む日本代表大島僚太選手が
「元々守備の能力はフロンターレの中でも高いほうです。奪う回数も多いですし、頼もしいかぎりでした」
と試合後にコメントしているように、パサーのイメージが強いですが、田中選手の守備面での能力の高さにも注目したいですね。
大島僚太選手 pic.twitter.com/fZAORsTIdG
— ちぇば (@cheva) 2019年7月20日
田中碧選手のプレースタイル(サリー)
田中碧選手はサリーと呼ばれるボランチから最終ラインに降りてビルドアップに参加するプレーが多いです。
ただ、余裕のある状況でボールを受けないとボールロストしてしまう弱点と直結していて、最終ラインに降りすぎる癖は気になります。
もっとディフェンダーにボールを運ばせて、自分は「危険な密集地帯でもボールを受けることができるよ」という自信が出てくると、攻撃をよりスピードアップさせることが出来て、チャンスメイクに関わる回数が多いボランチに成長できるのではないでしょうか?
それができるだけの技術、認知力があります。
田中碧選手の成績データ
2017年にはシーズンでわずか4試合しか出番がなかったですが、今シーズンは7月までで60%の試合でスタメンを勝ち取っていて、試合に出られなかった6月はU22日本代表に参加。
- トゥーロン国際大会でグループリーグ初戦のイングランド戦では、マン・オブ・ザ・マッチに選出
- 日本代表の準優勝に貢献
- 大会ベストイレブンと大会ベストプレイヤー部門で3位に選出
大会終了後に、
「普段やっているものだけじゃ全く手も足も出なかった部分もあったので。個人としても強さや速さはまだまだ足りないと感じた」
とコメントしていて、国際試合で課題も感じたようです。
川崎フロンターレの同じポジションには中村憲剛選手、大島僚太選手、守田英正選手がいて、日本代表クラスに囲まれながらも出場機会を掴んでいるのは素晴らしいですね。
川崎フロンターレでレギュラーポジションを確保すればA代表選出も近いでしょう。
このように今シーズンに一気にU22日本代表でも川崎フロンターレでも飛躍した20歳の田中碧選手には昨シーズンの5万ユーロ(600万円)の8倍となる40万ユーロ(5000万円)の市場価値がついています。
来年には1億円を超えてくるでしょうね。
最後に
いかがでしたか?
今回は川崎フロンターレの田中碧選手を紹介しました。
弱点がなかなか見当たらないボランチで、明確な課題がないがゆえに全てをレベルアップさせる必要がある選手で、今後の伸びしろは非常に大きいと思います。
東京オリンピック世代ですが メンバーに選ばれるためには オーバーエイジでの選出が濃厚な柴崎岳選手との争いになるでしょう。
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