サッカーの大きなイベントであるFIFAクラブワールドカップ
そんな各大陸のクラブチームチャンピオンが集まってクラブ世界一を決めていたクラブワールドカップは大会方式の改革案が出ています。
これまでと何処が変わってくるのかが気になるところですね。
今回は提示された複数の改革案のメリットとデメリットについてまとめてみましたので最後までご連絡ください
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クラブワールドカップの改革案【4年に1度】
FIFAワールドカップと同じ間隔で開催することで日程面で代表チームでの活動と整合性をつけやすかったり、EUROやアジアカップなど各大陸王者を決める大会とU-23王者を決めるオリンピックと合わせて毎年大きなサッカーの大会がある状態が出来ます。
一方で、これまで毎年行われていたアジアチャンピョンズリーグ・ヨーロッパチャンピョンズリーグなど各大陸のクラブチームチャンピョンが出場権を獲得していましたが、4年間を通した各大陸の代表チームのチャンピオンをどうやって決めるのかという問題が残ります。
4年間のポイント制で決めるという案もあるようですが、何か釈然としないですよね。
クラブワールドカップの改革案【参加チーム増】
これまでヨーロッパ・南米・アジア・北中米カリブ・アフリカ・オセアニア・開催国の王者7チームで開催されていましたが
24~48チームまで増やすとのこと。
当然、日程面の都合や開催国の負担増が懸念されますが参加国が増えることで、これまでクラブワールドカップにほとんど縁のなかったチームにヨーロッパのビッグクラブに勝つチャンスが巡ってくることになります。
一方でヨーロッパにとってはわざわざ弱いチームとの試合が増えることのメリットをあまり感じられないので反発が予想されますね。
クラブワールドカップの改革案【コンフェデレーションズカップ廃止】
これまでワールドカップのプレ大会としての役割を果たしていたコンフェデレーションズカップは代表チームの各大陸王者が出場してチャンピオンを決めていました。
しかし、ワールドカップの参加国が48に増えることが決定して開催国も共催が増えていく中でワールドカップのリハーサルとしてのコンフェデレーションズカップの役割は果たせなくなるという問題があります。
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コンフェデレーションズカップを廃止にすることで日程に隙間が出来るのでそのタイミングでクラブワールドカップを開催することで選手の負担を減らすことが出来るというのが狙いのようですね。
コンフェデレーションズカップが廃止されることで各大陸王者になるメリットが減少してアジアカップなどが盛り上がらなくなることやワールドカップ開催国はリハーサルが出来なくなるのでワールドカップで大きな問題が生じる可能性もありますね。
クラブワールドカップの改革案【スポンサー変更】
英フィナンシャル・タイムズ紙などによると、この大胆な改革案の火付け役は世界の投資家連合。
米国、中国、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の投資家たちが、12年間で250億ドル(約2兆7250億円)という破格のスポンサードをFIFAに約束したそうです。
中心となっているのはソフトバンクということで日本開催の可能性もあるといいます。
クラブワールドカップは南米王者と欧州王者が第3国で公平な条件で安全に試合を行うという目的で創設されたトヨタカップを前身にしていて、TOYOTAクラブワールドカップとして始まりました。
2016年以降はアリババに冠スポンサーが変更になっていましたので、参加国の増加に伴い資金力のある国のチームが確実に出場できるようにすることで新たなスポンサードを取り付けて収入を上げようという狙いがあるようですね。
放映権収入の増加も見込めます。
一方でトヨタをはじめ長年スポンサーとして支えていた企業との関係を切ることは当然リスクが付きまといますね。
また、ソフトバンクはJリーグでどこかのチームを持っているわけではないため、クラブワールドカップのように大会のスポンサーに入ることでクラブチームと利益相反になる心配もないですし資金も集中して投下できるのでやりやすい状況にあるといえますね。
最後に
いかがでしたか?
今回は改革が噂されるクラブワールドカップの特集でした。
日本やヨーロッパ以外にも経済的に成長してきた国がありグローバル化が進む世界経済の影響でサッカー界が拡大路線に走るのは、仕方ないことなのかもしれませんが、クラブワールドカップを開催してきた日本に住むサッカーファンとしては寂しい気持ちもありますね。
海外のスター選手を日本に招いて盛り上げるということがクラブワールドカップでは出来なくなるのでイニエスタ選手のようにJリーグのクラブがスター選手を獲得していく必要があるでしょう。
リニューアルされたクラブワールドカップで結果を出すためにもJリーグをもっと盛り上げていきたですね。
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