今回は日テレベレーザの三浦成美選手についてまとめてみました。
2019年フランスワールドカップでボランチとして全試合に出場。
なでしこジャパンの中盤の中心選手になりつつある22歳の小柄なボランチのプレースタイルを紹介します。
ファーストタッチやスペース管理能力に優れた、中盤の整理整頓役。これまでの成績などの情報もまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!
最終更新日2019年9月25日
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三浦成美(日テレベレーザ)の基本情報
- 選手名:三浦成美
- 所属クラブ:日テレベレーザ
- 背番号:8
- ポジション:ボランチ、サイドバック、インサイドハーフ、トップ下
- 身長:155㎝
- 体重:44㎏
- 利き足:右
6歳の時に兄の影響でサッカーを始め中学で日テレベレーザの下部組織メニーナに入団。
ポジションはボランチで
- ワンボランチ
- ダブルボランチ
のどちらでも器用にこなし、インサイドハーフやトップ下でもプレーできる攻撃センスを持っています。
育成年代では、攻撃の選手という印象が強かったですが、徐々にポジションを下げて守備を磨きU20ワールドカップでは、右サイドバックでプレーしていましたね。
現在は攻守にバランスの良いボランチに成長しました。
男子の日本代表だと、どちらも守備のマルチロールなので橋本拳人選手にイメージとしては近いです。現在は攻守にバランスの良いボランチに成長しました。
日本体育大学児童スポーツ教育学部在学中ですので、引退後は宮間あや選手のように育成年代の指導者になる可能性ありです。
プレースタイル・コントロールオリエンタード
1時間36分3秒から、ファーストタッチで体のアングルを変えるトラップでサイドを変えていますね。
10秒ほどで2回連続でこのプレーを見せています。
このプレーでプレッシャーを受けずに展開を変えられるメリットが生まれます。周りの状況が見えていることと、ファーストタッチに自信があるからこそできるプレーです。
また、155㎝と小柄なので、中盤でフィジカルコンタクトを避けて短い足でもボールをキープするための術でもあります。
元スペイン代表のシャビ選手が得意としていましたが、小柄なボランチである事が共通していますよね。
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プレースタイル・ボール奪取能力とボールキープ能力
ボール奪取にもボールキープにも共通しているのが、相手とボールの間に身体を入れる能力。
先程の1時間42分11秒からのシーンに注目。
洞察力で相手の進路を読んで、コースに踏み込むという意味でボール奪取とスクリーンしたボールキープは同じ原理なのが分かるでしょう。
身長が低いので相手の下から潜り込むようにプレーしますね。
三浦成美選手はこのような能力に優れているので、体格が小さくても代表に欠かせないボランチとなんです。
プレースタイル・中盤の整理役
1時間49分27秒からのシーンですが、ロングボールのこぼれ球を拾うために両チームごちゃついています。
「相手ボールになると、フォワード2枚に対してディフェンダーは2枚しかいないのでピンチ」という局面。
この場面で三浦成美選手は後ろ向きでボールを持っているチームメイトからボールを奪っています。
協調性が無いわけではなく、前向きの自分がボールを持ったほうが安全だから。
そして、前向きの三浦成美選手がボールを持ったことで、相手の守備のベクトルは後ろになります。つまりプレッシングは一旦停止。
次に自分の後ろでフリーになっている、最も安全な位置にいるチームメイトにボールを託しました。これで、完全にマイボールとして攻撃を再開できますよね。
この一連のプレーは、三浦成美選手の判断力と状況認知能力の高さが見て取れるかと!
パニックにならずに落ち着いて対処しています。
プレースタイル・中盤からの飛び出し
守備でスペース管理に秀でた選手は攻撃でスペースを突くことが得意です。
三浦成美選手も例外ではありません。
先程の動画の1時間59分20秒からのシーンですが、右サイドで左利きのドリブラー籾木選手がボールを持ったことで、ハーフスペースにぽっかりスペースが空いています。
この時点で、空いている場所は三浦成美選手には確認済み。
しかし、走りません。籾木選手のドリブルのコースを消したくなかったのでしょう。
そして、狙い通りに籾木選手はカットインドリブルで3人引きつけます。視線が籾木選手に集中した瞬間に空いているハーフスペースへランニング&得点をゲットしています。
ロスタイムにこのランニングができるスタミナも素晴らしい!
三浦成美(日テレベレーザ)の成績情報
通算記録は、リーグ戦は50試合1得点、カップ戦は28試合3得点となっています。
2014年U17ワールドカップでは主力として期待されながらも怪我で出場できていません。
ただ2016年にはU20ワールドカップに出場。右サイドバック・清水梨沙選手の負傷の穴を埋める活躍で4位となりました。
2019年フランスワールドカップでは全試合にスタメン出場を果たしています。
最後に
今回は日テレベレーザの三浦成美選手についてまとめてみました。
杉田妃和選手との若手ボランチコンビは、ベスト16で敗退したフランスワールドカップでの数少ない光明でした。
このまま、なでしこジャパンで経験を積んで、ワールドクラスのボランチに成長して欲しいですね。
海外移籍もチャレンジできる資質があると思います。
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