こんにちは!
今回は、親善試合カナダ戦に向けたなでしこジャパンメンバーに選出された土光真代選手についての特集。
名門、日テレベレーザの守備の要であり、攻撃をスタートさせるビルドアップ能力を持ったエレガントなプレースタイルを紹介します。
海外勢相手のフィジカルコンタクト勝負でどれだけ戦えるのか不安もありますが、攻守にサッカーセンスを感じさせる賢い選手です。
これまでの成績情報とあわせてプレースタイルをまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!
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土光真代(日テレベレーザ)基本情報
- 選手名:土光真代
- 所属クラブ:日テレベレーザ
- 背番号:4
- ポジション:センターバック、ボランチ、サイドバック
- 身長:164㎝
- 体重:54kg
- 利き足:右
日テレベレーザの下部組織メニーナ出身でU16から世代別代表の常連でした。2012年日本で行われたFIFAU20ワールドカップに飛び級で選出。
センターバックとして銅メダル獲得に貢献しています。ポジションはセンターバック。
器用な選手ですから守備的なポジションならサイドバックもボランチもこなします。
ビルドアップ能力が高いものの対人守備に課題を残すという部分で、男子日本代表になりますが畠中慎之介選手がタイプとしては近いですね。
【プレースタイル】身体能力・なでしこジャパンのセンターバックにしては物足りない
身長164㎝はなでしこジャパンのセンターバックのサイズとしては、少し小さいですね。体格もどちらかといえば華奢。
育成年代から見てきた印象では、A代表で身体能力勝負できるタイプではなく、あまり伸びしろがない選手だと感じていました。
しかし、土光真代選手は、十文字学園女子大学の健康栄養学科に進学して自分のアスリートとしての体作りの知識を勉強して、弱点を克服してきています。
ちなみに十文字学園女子大学の副学長は、元なでしこジャパン監督の佐々木則夫さんで女子サッカーに力を入れている大学だったこともプラスにはたらいたのではないでしょうか。
この1時間55分20秒からのシーンでは、シュートを狙う相手に中を切って縦に誘導してボールを奪っています。
相手の高橋はな選手が右利きなので、左足に持たせたのは賢い対応ですね。
このシーンはなでしこリーグでは好プレーとなるのでしょう。
しかし、相手のスピードがもっとあれば、バックチャージでペナルティーキックとなっていてもおかしくありません。あるいは、縦に突破されてから折り返しのクロスもあり得ます。
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土光真代選手が、なでしこジャパンのセンターバックとして君臨するなら、ワールドクラスの身体能力に対してどこまで対抗できるの?という課題を克服する必要があるかと。
プレースタイル・ビルドアップ能力の高さ(最後尾の司令塔)
先程の動画の43分10秒からは、ドリブルでの持ち運びから縦パス。1時間14分50秒では綺麗なロングフィードでサイドチェンジしています。
いずれもセンターバックの選手にしては珍しい攻撃センスの持ち主であることが分かるでしょう。
また、動画を見て分かるように相手の正面にボールを置くことで足を止めています。
そして体の向きと逆方向にパスを出して守備者を無効化できていますね。
地味ですが、
- ボールコントロール
- 体の向きと逆にパスするという技術
に相当自信がないと最後尾でこのプレーは出来ない。
極めつけは最後尾からスルーパスで得点チャンスを演出しています。
この攻撃センスをなでしこジャパンでも発揮して欲しい!
プレースタイル・カバーリングと読みの良さ
スペースをカバーしつつ相手の進路を塞いでいます。
マッチアップしているのはスピードに特徴があるなでしこジャパンの高橋はな選手ですが、問題なく処理できていますよね。
1時間27分00秒からのシーンです。
また後方をカバーするだけではなく、前方に入る縦パスをインターセプトする読みの鋭さも武器といえるでしょう。
47分45秒からのシーンですが、鋭い出足で攻撃の芽を摘んでいる好プレーです。
このような危機察知能力、読みの鋭さといった守備センスが素晴らしい!
土光真代(日テレベレーザ)成績情報
なでしこリーグ通算57試合1得点。カップ戦は45試合3得点。
なでしこジャパンでは出場は1試合にとどまっています。
怪我が多く、飛び級で出場した2012年U20ワールドカップ以外の世界大会は経験していないので、国際試合の経験は浅いといえるでしょう。
最後に
今回は日テレベレーザの土光真代選手を紹介しました。
なでしこジャパンに選出されました。
- ビルドアップ能力の高さ
- 読みの鋭さ
をプレースタイルの特徴として挙げました。
センスは抜群なので、ワールドクラスのフォワードと戦えるたくましい選手に成長してほしいですね。今後の活躍に期待しましょう!
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