こんにちは!
今回はヴィッセル神戸に加入したベルギー代表センターバックのフェルマーレン選手について紹介します。
アーセナル、バルセロナでも活躍した左足からのビルドアップ能力が武器の33歳のベテランセンターバック。ヴィッセル神戸の2019年後半戦躍進のキープレーヤーのプレースタイルに迫ります。
フェルマーレン選手のこれまでの成績情報も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
最終更新日2019年9月30日
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フェルマーレン(ヴィッセル神戸)の基本情報
- 選手名:フェルマーレン
- 所属クラブ:ヴィッセル神戸
- 背番号:4
- ポジション:センターバック、サイドバック
- 身長:183㎝
- 体重:80㎏
- 利き足:左足
アヤックスやアーセナルでプレーしたフェルマーレン選手は、2014年8月にバルセロナに加入。
2016-17シーズンはローマでプレーしたが、度重なる負傷により、バルセロナ在籍4年でリーガ・エスパニョーラでの出場はわずか34試合。
レギュラーポジションを奪えないままバルセロナとの契約を最終年まで全うした理由は、怪我の多さにより移籍金を払って獲得に動くチームが無かったからともいえるでしょう。
一方で、プレーが出来る状態なら、2017年にレアルマドリードとの試合にも先発するなど評価は高かったですね。
怪我が多かったことでフェルマーレン選手を移籍金なしで獲得できて、加入してからここまで大きなけがが無く活躍しているので、ヴィッセル神戸にとっては、お得な補強だったといえるでしょう。
ポジションは、本職がセンターバックで左サイドバックもこなします。
プレースタイル・身体能力(左利きで総合的な身体能力が高い)
身長は183㎝とセンターバックとして十分な高さがあり、左センターバックにとって有利な左利き。
スピードにも定評がありましたが、度重なる怪我や年齢的な影響からかスピードは落ちていると思います。
この動画の3分21秒からのシーンでは持ち前のスピード勝負で競り勝っていますね。
2019年Jリーグの空中戦勝率は58%となっていて高さでも弱点にはなっていません。
セットプレーのターゲットとしても効果的で、アーセナル時代は同クラブに在籍したDFとしては当時の歴代最多記録となる通算13得点。
身長は平均的ですが、跳躍力が高く、空中戦の強さには定評があります。
プレースタイル・対人守備能力の高さ
2019年Jリーグでタックル成功率は脅威の90,9%を記録していて、1試合平均2回のタックルを成功させていることになります。
敏捷性が高いとは言えませんが、読みの鋭さと身体を入れる巧さ、強さは健在。
先程の動画の15秒からのシーンでもボールを自分のものにしながら、相手を押しのけていく強さがありますね。
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ボールを奪った後の技術にも自信を持っているので、相手の懐に飛び込んでいくことができているのでしょう。
プレースタイル・ビルドアップ能力の高さ
左利きという希少性があり、プレッシャーを苦にせず長短のパスを蹴り分けられるのが特徴。
相手の守備組織の隙間にグサリと刺すような鋭い縦パスを警戒すると、今度は逆サイドまで正確なロングフィードを通します。
パススピードの速さ、ファーストタッチを相手の正面に置く技術を見てもビルドアップ能力はいまだに世界トップレベルといえるでしょう。
この動画の1分33秒からのシーンでは、ヴィッセル神戸のパス回しの練習ですが、パススピードがフェルマーレン選手が一番速い!
これがバルセロナクオリティなのでしょう。1試合平均自陣パス数はJリーグ3位の59.2本。
ロングパス成功率は75,5%となっていて1試合平均8本のロングパスを通しており、ヴィッセル神戸のビルドアップにとって無くてはならない存在となっています。
動画の冒頭のシーンでは見事なロングフィードで得点の起点となっていますね。
ワンステップで精度もスピードも完璧なサイドチェンジでした。
フェルマーレン(ヴィッセル神戸)の成績情報
トランスファーマーケットドットコムによると、現在のフェルマーレン選手の市場価値は250万ユーロで3億円程度。
2009年にアヤックスからアーセナルに移籍した際には約15億円の移籍金が発生しています。
ピークは2012年アーセナル時代の1800万ユーロで20億円程度。ベルギー代表として74試合に出場しました。
最後に
今回はヴィッセル神戸のフェルマーレン選手についての特集。
- 左足のビルドアップ能力
- 対人守備能力
をプレースタイルの特徴として挙げました。
怪我さえなければ、ヨーロッパのビッグクラブで活躍できる実力の持ち主だと思うので、Jリーグで見られることは幸せ。
まだ加入してから10試合に満たないですが、すでにヴィッセル神戸の中心となっています。
ワールドクラスのディフェンダーをスタジアムで是非みたいですね!
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