今回はオランダ代表のDF、デリフト選手のプレースタイルを紹介します。
マンチェスターシティ、ユベントス、バルセロナが獲得に動いているとされいますので、今後の去就にも注目ですね。
すでにオランダ代表のレギュラーポジションを掴んでいる若手センターバックの凄さを徹底検証していきますので最後までご覧ください。
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デリフトのプレースタイル【対人守備能力】
デリフト選手のプレースタイルを紹介していきますので動画をご覧ください。
デリフト選手は188㎝の身長で空中戦の競り合いで強さを見せます。
また、スピードがあり地上戦でも強く、ボール奪取能力が高いですね。
また、足も長くタックルが上手いのが特徴的。
ストライドの大きいドリブルが武器で大きな体で相手をブロックしながらボールを隠すようにドリブルしていきます。
デリフトのプレースタイル【身体能力】
ジャンプ力があり188㎝の長身なのでセットプレーでヘディングを決めるシーンも多いです。
スピードがありますが、若干俊敏性に欠けるのかなという印象を受けます。
ドリブル突破に対して相手に近い脚でタックル(軸足タックル)をするシーンが散見されますが、これはあまりほめられたプレーはなく、本来はドリブルで抜かれそうなときにギャンブル気味に足を出すプレー。足が長いので動画のタックルは間に合っていますが、軸足タックルを多用しているという事は抜かれかけている危ないシーンが多いということだと思うので、このあたりは弱点ですね。
小柄で動きにキレのある選手の対応に苦しむ傾向はあるのかなと思いますが、まだ若いですし、経験を積んで弱点は克服していくでしょう。
デリフトのプレースタイル【ビルドアップ能力】
デリフト選手は後方からパスを繋いでいく能力も高いですが、パスを繋がせないようにプレッシングをかけられたときにロングフィードで局面を変えたり、ドリブルでボールを運んで守備網を突破するのが特徴的です。
センターバックとしてドリブルが武器というのが珍しいですが、相手を引きつけてパスを出すことで、味方選手に時間を提供できます。
ただ、トラップでのミスにより結果的にドリブルしか選択肢がない状況に自分で追い込んでいるシーンも多いです。
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自信がないとセンターバックでドリブルはなかなか出来ないのでハイリスクですが、稀有な才能だと思います。
ドリブルで持ち運ぶことをさらに効果的に試合の中で使えるようになるとさらに素晴らしい選手になると思います。
ドリブルで持ち上がることで中盤のスペースを結果的に消してしまっているときがあるのが気になりますね。
デリフトのプレースタイル【戦術理解度】
守備範囲が広く守備の予測力が非常に高い選手ですね。
また、パスコースを作るためのポジショニングや、守備で周囲と連動したポジション修正がうまいです。
名門アヤックス育ちということで体に染みついている動きが合理的。
いちいち考えなくても高度な戦術レベルでプレーできるサッカーエリートです。
デリフトの凄さって何?
デリフト選手の凄さは、ポゼッションスタイルのチームがセンターバックに必要とする能力を高いレベルで持ち合わせているところです。
バルセロナのサッカーの源流となったアヤックスのユース出身で戦術理解度が高く、育成年代から後方からボールを前進させて、ディフェンスラインを高く保ち、敵陣でボールを奪い、再び攻撃するという超攻撃的なチームスタイルで育った超攻撃的センターバック。
これまで、こういった後方で攻撃の起点となるタイプのセンターバックはボランチからコンバートしてビルドアップ能力は高いもののセンターバックとしての能力はイマイチという選手が多かったですが、デリフト選手は育成年代からセンターバックで攻撃の起点としてプレーし続けて育った世代の最高峰の選手。
まとめるとデリフト選手の移籍金は100億円ともいわれていますが、高い値段が付く理由は現代サッカーの変化のきっかけになったアヤックスの育成機関で育ったため、近年必要になってきたセンターバックとしてのスキルが育成年代から身についていて、考えなくても出来るレベルに浸透していることが凄さといえると思います。
従来の守備者としてのセンターバックとしての能力であれば、日本代表の冨安健洋選手と大差はないです。
同世代の冨安選手の市場価値は10億円とされているので、10倍の値段の差が付くのは「育ちの良さ」だと思います。
育成年代の指導者のレベルが選手としての価値に反映される時代となっているので、日本サッカー協会にはなんとかしてもらいたいですね。
最後に
いかがでしたか?
今回はオランダ代表でアヤックス所属のデリフト選手のプレースタイルからわかる凄さについて解説してみました。
今後、ビッグクラブに移籍するのは間違いないでしょう。
移籍先の選択にも注目が集まりますね。
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