今回はイタリア代表の歴代最強イレブンとフォーメーションを独断でまとめてみました。
イタリア代表といえばカテナチオと言われる堅い守備。
多くの優秀なGKとDFを輩出しています。そして攻撃陣の中心にはファンタジスタと呼ばれる存在。なぜか守備を重視するイタリアには歴史に名を刻むファンタジスタが多く誕生しました。
そんなわけで、賛否はあるかと思いますが、イタリア代表の歴代最強ベストイレブンとフォーメーションを考えてみました。
どうぞ、ご覧ください。
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イタリア代表の歴代最強ベストイレブン・GK
まず、イタリア代表の歴代最強GKはこの選手!
ブッフォン
抜群の安定感でゴールに鍵をかけた史上最高の守護神。
190センチを超える体格からは考えられないような俊敏な動き。
ゲームの展開に振り回されない冷静さ。
フィジカル面でも、メンタル面でも若い頃から非常に完成されたGKでした。
GK大国と言われるアズーリにおいて、20年近く正GKを務めた彼を超えるような逸材は、もう二度と現れないかもしれません。
イタリア代表の歴代最強ベストイレブン・DF
次に、イタリア代表の歴代最強のDFはこの4選手!
フランコ・バレージ
最終ラインからチームを締める気迫溢れるリベロ。
DFの中央ラインを固める選手としては小柄なものの、確かな戦術眼と優れた危機察知能力で世界最高のDFと言われました。
そのインテリジェンスに基づいた激しいプレーでチームの危機を救うとともに、味方を鼓舞するキャプテンシーも魅力。
攻守の切り替えの速さで、カウンターの起点にもなりました。
戦術面でもメンタル面でもチームの支柱となるアズーリのキーマンです。
カンナバーロ
無敵の対人プレーでカテナチオを支えた小さなセンターバック。
176センチと上背はないものの、筋肉の塊のような体と抜群の跳躍力でそれらをカバーし、世界トップレベルのFWと渡り合いました。
しかし、彼が対人プレーに無類の強さを誇ると言われたのは、むしろ鋭い読み、間合いをとる上手さ、巧みな体の使い方といった要素にあるのではないかと思います。
知性と感性に優れたバロンドール受賞者です。
マルディーニ
身体能力とIQを兼備した完全無欠のサイドバック。
高さとスピードを生かした激しいタックル、果敢なオーバーラップによる攻撃参加。
攻守両面に秀でた彼は、世界最高の左サイドバックと評されました。
スピードに陰りが見えた晩年は、鋭い読みと優れた戦術眼を駆使し、センターバックとしても世界レベルであることを証明。
約25年間ミランの最終ラインを支え続けたイタリア屈指のレジェンドです。
ザンブロッタ
ハードワークでチームに貢献する万能サイドバック。
もともとサイドハーフであったために、サイドを抜け出す上手さ、クロスの精度は非凡。
DF面でも妥協せず、豊富な運動量を生かして相手の攻撃を封じました。
そして、クロスでもシュートでも両足を使える器用さがあります。
両サイドバック、両サイドハーフをこなすユーティリティー性を持つ、サイドアタックのスペシャリストです。
イタリア代表の歴代最強ベストイレブン・MF
そして、イタリア代表歴代最強のMFを形成するのはこの4選手!
ガットゥーゾ
鬼の形相でボールを追い続けるアズーリの狂犬。
無尽蔵のスタミナでボールを追い回し、体全てでぶつかっていくようなチャージやタックルで相手の攻撃を潰す激しいディフェンス。
大きなジェスチャーと咆哮で審判や相手選手に詰め寄る大迫力の抗議。
その一挙手一投足には、常に本気で戦う強烈な闘争本能が感じられました。
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これほど気持ちを前面に押し出した選手は、世界を見渡しても他にいないでしょう。
ピルロ
中盤の底からゲームを支配する世界屈指の司令塔。
広い視野と正確なパスを駆使し、自在に攻撃を指揮。大きく展開するロングパス、ゴールに直結するスルーパスなど息を呑むようなプレーを披露しました。
フィジカルの弱い彼にとって、それを可能にするのが中盤の底というポジションで、この位置からゲームを作るレジスタというスタイルを確立した選手でもあります。
もとも冷静な選手でしたが、経験を積んでいく中でプレーの質はどんどん高まっていき、ベテランと呼ばれるようになった30歳辺りからの落ち着きは、こわいと思えるほどでした。
多彩なキックを操るFKの名手としても知られています。
トッティ
テクニックとフィジカルを兼備した強靭なファンタジスタ。
攻撃面のあらゆるスキルに非凡な才能を見せる彼ですが、特に目を引くのがダイレクトパス。
一瞬で決定的な場面を生み出す豊かなアイディアは、他に類を見ません。
また、その際に見せる多彩なキックは、美しく惚れ惚れするほどです。
また、人々を魅了する技術を持ちながら、当たり負けしないたくましさがあり、非常にバランスの良い能力を持ったファンタジスタだと言えます。
デル・ピエロ
ゴール左45度の聖域でひときわ輝くファンタジスタ。
振り向きざまシュート、背面からのボールに合わせるボレー、華麗に流し込むヒールなど、豊かな創造性と高度なテクニックを感じさせるゴールを量産。
その強烈なインパクトが、ファンタジスタと呼ばれる所以です。
特にゴール左45度から多くのテクニカルなゴールをあげ、いつしかそのシュートエリアは『デルピエロゾーン』と呼ばれるようになりました。
FKの上手さにも定評があり、綺麗な放物線を描いたボールは、何度もゴールの隅に吸い込まれていきました。
イタリア代表の歴代最強ベストイレブン・FW
最後に、イタリア代表歴代最強のFW。ツートップを組むのはこの2選手です!
ビエリ
桁外れのパワーでゴールを強奪する重量級ストライカー。
オーストラリアをルーツとする圧倒的なフィジカルの持ち主で、DFを弾き飛ばす姿などから重戦車と恐れられました。
頼れるポストプレーは堅守速攻に欠かせぬ重要なものでしたが、一番の特徴はその得点力。
抜け出す上手さ、クロスに対するポジションニングの良さで決定機をむかえ、幾度となくネットを揺らしました。
左足といい頭といいシュートの技術が非常に高い選手で、難しい体勢からもゴールを奪える生粋のゴールハンターです。
ロベルト・バッジョ
逆境の中で人々を魅了したファンタジスタ。
多くの怪我、監督との確執、W杯決勝のPK失敗。
決して順風満帆なサッカー人生とは言えませんが、それでも彼はイタリア史上最高の選手です。
その瞬間に思い浮かんだ中で一番難しいことをしていたというプレーは、そもそも狙っていることが別次元。
あまりに豊かなその創造力は他の追随を許しません。
そしてそれを現実のものとするパス、ドリブル、シュートの技術もまた、全てが世界最高峰でした。
ライブで見ただけでは何をしたのかわからず、彼のプレーを何度も見直したという人は多いでしょう。
思いもよらない難しいことを簡単そうにこなし、多くの人々を魅了したバッジョは、世界中のサッカーファンに強烈な印象を残す『悲劇のファンタジスタ』です。
イタリア代表の歴代最強フォーメーション
システムは4−4−2。
イタリア代表ということで、堅守速攻が基本となります。
DF陣とガットゥーゾでしっかり守備ブロックを形成し、ボールを奪ったらすぐさまカウンター。その際に鍵を握るのが、ピルロの中長距離パスとトッティのダイレクトパスです。
一気に決定的な場面を生み出し、デルピエロが得意のゾーンからコントロールシュート。
あるいはビエリが強烈なヘッド。そしてバッジョが巧みなトラップで抜け出し、鮮やかなゴール。カウンターと一言に言っても、多彩なゴールで楽しませてくれそうです。
最後に
以上、ここまでイタリア代表の歴代最強ベストイレブンとフォーメーションをまとめてみました。
いかがでしたか?
鉄壁の守備に溢れるファンタジー。それこそがイタリア代表です。
これからも世界レベルのDFやファンタジスタが誕生するのが楽しみですね。
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コメント
カンナヴァーロよりネスタだと思うが