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高校サッカー歴代最強チームを10選!記憶に残る強豪校のまとめ

高校サッカー歴代最強チーム

高校サッカー歴代最強チーム!

ということで、今回は高校サッカーの歴代最強チームを10選でまとめてみました。

1990年以降の高校サッカーを振り返り、記録と記憶に残るチームを挙げています。

どのチームもその強さに加えて個性的ですね。

それではご覧ください!

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清水市立商業高校(1990年度)

高校サッカー・清水市立商業高校
引用元:http://number.bunshun.jp/

同チームは今回挙げたチームの中で唯一、高校選手権の優勝を逃しています。

しかし、高校総体と全日本ユースの2冠を達成しており、高校サッカー歴代最強の議論で必ず名前が挙がるチームの一つではないでしょうか?

同チームが歴代最強と称される一番の要因は、圧倒的なタレント力でしょう。

当時のメンバーを見てみると、DF大岩(→名古屋)・薩川(→横浜F)、西ケ谷(→名古屋)MFに名波(→磐田)・山田(→横浜M)・望月(→名古屋)、FW田光(→名古屋)など、後のJリーガー、日本代表経験者が勢揃い。

サブにも当時高校1年のMF平野(→名古屋)、FW興津(→清水)が控えているなど、圧倒的な選手層を誇りました。

堅い守備から名波、望月がゲームを作り、山田の高校生離れした突破力でサイドを崩してFWがゴールを決めるという安定感ある試合ぶり。

当時は練習試合で実業団チーム相手にも度々勝利するほどの実力だったようです。

当時の強さや、何故選手権で敗北したかについて、25年以上経っても話題になるほど、鮮烈な印象を残しました。

市立船橋高校(1994年度)

日本を代表する強豪校のひとつである市船が選手権で初優勝を飾った代です。

計6試合で23得点1失点と、危なげなく優勝を果たした印象が強いですね。

市船の基本である堅守は鈴木・茶野(共に→市原)という後のJリーガーを中心に構成。ボールを奪うと速攻を仕掛けてゴールを奪いました。

前線の2トップは森崎(→市原)と北嶋(→柏)。森崎は高い打点のヘディングでゴールを量産し、大会得点王に輝きました。また当時一年生の北嶋もゴールを決めるなど優勝に貢献。なお、北嶋は2年後にも三年生としてチームを引っ張り、選手権優勝を果たしています。

東福岡高校(1997年度)

高校サッカー・東福岡高校
引用元:http://www.soccerdigestweb.com/

この年度は、2年後のワールドユースで準優勝に輝いた、いわゆる「黄金世代」でしたが、東福岡が史上初の3冠(総体・全日本ユース・選手権)を達成。

各校に逸材が揃う中、圧倒的な強さを発揮したことで、歴代最強との呼び声高いチームのひとつです。

チームのフォーメーションは攻撃的な4-1-4-1を採用。

後にワールドユースのベストイレブンに輝くアタッカーの本山(→鹿島)を2年生司令塔の宮原(→名古屋)と共にトップ下で起用し、左サイドにレフティモンスター古賀(→横浜)を配した攻撃陣は、強烈なサイド攻撃からゴールを量産。

また守備陣も手島(→京都)、2年生の千代反田(→福岡)、金古(→鹿島)を中心に鉄壁を誇りました。

この年、東福岡は年間51試合で49勝2分という驚異的な成績を残しています。華麗な攻撃と安定した守備を両立させることができたからこその結果ですね。

またサッカーの質に加えて、選手権決勝では中田浩二(→鹿島)擁する帝京高校を相手に雪中の死闘を制するなど、記憶にも残るチームでした。

市立船橋高校(1999年度)

この年度の市船は、選手権を6試合無失点で優勝。伝統的に堅守が持ち味の市船らしさが最も発揮された代ではないでしょうか。

その堅守を支えたのが、羽田(→鹿島)と中澤(→柏)というCBコンビ。主将でもあった羽田が守備を統率し、中澤は激しい守備と空中戦での強さで相手FWを封じました。

攻撃の中心はFW原(→名古屋)のスピードを活かしたカウンターやセットプレー。選手権決勝の鹿児島実業高校戦では、CKから中澤が放ったヘディングシュートが決勝点になりました。

国見高校(2000年度)

引用元:https://ameblo.jp/k-soul/entry-10370446525.html

2000年代前半は国見高校の黄金期と言えるでしょう。(2000〜2003年の4年間で選手権優勝3回、準優勝1回)
その黄金期の幕開けとなった代です。

この代の主役は、後にJリーグ最多得点者となり日本代表、海外リーグでも活躍した大久保(→C大阪)です。
当時はトップ下として圧倒的な存在感を発揮。切れ味鋭いドリブル突破からの強烈なシュートでゴールを量産し、選手権得点王に輝きました。
また、FWの松橋(→大分)も俊足を活かして相手DFラインを突破。大久保と2人で相手を翻弄していましたね。

また守備陣は国見伝統の激しいマンツーマンDFで相手攻撃陣を封殺。対戦校の多くは国見の迫力に呑まれて満足にプレーできていませんでした。

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市立船橋高校(2002年度)


国見高校の黄金期に一矢報いたのが2002年度の市船。
当時は東の市船、西の国見といった形で、国見に唯一対抗できるチームでしたね。

この年度の市船は、伝統の堅守を支えるDFラインに主将の大久保(→広島)、青木(→G大阪)、小宮山(→横浜FM)2年生の増島(→FC東京)、と後のJリーガーを揃え、中盤には小川(→名古屋)、前線には原(→清水)と2年生カレン・ロバート(→磐田)、と豪華な布陣でした。

堅守から原とカレン・ロバートのスピードを活かした速攻や、小川など2列目からの飛び出しで攻める形で、安定した戦いぶりでした。

選手権の決勝は国見との頂上決戦。
均衡した試合展開の中、後半に小川が強烈なミドルシュートを決めます。

この値千金の1点を守りぬき、国見の選手権3連覇を阻止して見事に優勝を果たしました。

国見高校(2003年度)

高校サッカー歴代最強

引用元:http://www.aquarius.nikkansports.com/2003/soccer/ih/top-ih.html

前年度は市船の後塵を拝した国見ですが、この年度の選手権は、市船の早期敗退もあり国見の独壇場となりました。

国見の中心は怪物ストライカー・平山(→ヘラクレス)。
大会前に飛び級でワールドユースに出場してゴールを決めるなど、その実力は高校年代で突出していましたが、選手権で実力を遺憾なく発揮。長身を活かしたヘディングや正確なシュートでゴールを量産し、前回大会から2年連続となる得点王に輝きました。

平山の脇を固める選手も中盤の兵藤(→横浜FM)、中村(→福岡)や身体能力に優れた選手が揃っていて、激しいサッカーで相手を圧倒していた印象です。

野洲高校(2005年度)

この年度の野洲は高校サッカー史上でも異質な存在感を放っています。

というのも、それまでの高校サッカーで優勝するための必須要素であった「堅守」「激しく泥臭いプレー」「運動量」といったものを感じさせず、技術と創造性溢れるプレーに特化したスタイルで優勝を果たしたためです。

(似たようなインパクトを与えたチームとして1976年度選手権で準優勝の静岡学園も話題に上がりますが、今回は省きます)

DFラインから安易なクリアに走らず積極的にパスをつなぎ、攻めの最終局面ではショートパスやヒールキック、ドリブルを駆使して相手の裏をかくスタイルは、山本監督が称した「セクシーフットボール」という言葉で日本のサッカーファンに衝撃を与えましたね。

この年度の野洲はドリブラーの楠神(→C大阪)、後にドイツ・スペインで活躍する当時2年生のアタッカー乾(→横浜FM)などタレントにも恵まれていたことで、面白い試合内容と結果を両立することができました。

選手権決勝の延長で決めた決勝ゴールは、「セクシーフットボール」の真髄を感じます。

流通経済大学付属柏高校(2007年度)

高校サッカー歴代最強01
引用元:http://chimata-info.com/blog/?p=2533

この年度、流経大柏は全日本ユースと選手権の2冠を達成。
2000年代に入りJリーグのユースが高校より強い傾向があった中、全日本ユースで優勝したことはインパクト大でした。

エースストライカー・大前(→清水)はこの年度、総体・全日本ユース・選手権の3大大会全てで得点王を獲得するという史上初の快挙を達成。
流経大柏の躍進に大きく貢献しました。

基本戦術は激しいプレスからのショートカウンター。厳しい練習で培われた運動量で相手を圧倒し、ボールを奪うと相手守備が整う前に大前へとパスを供給することで、大前の決定力を最大限に活かしていました。

この年度以降、千葉県は市船、流経大柏の2強体制が確立。両校が争う県予選決勝は「事実上の全国大会決勝」と目されることもありましたね。

青森山田高校(2016年度)

高校サッカー歴代最強02
引用元:https://www.soccer-king.jp/

この年度の青森山田は、Jリーグのユースも出場するプレミアリーグを初制覇。勢いそのまま、選手権も危なげない戦いぶりで初制覇を果たし、見事2冠に輝きました。

チームの中心は10番を背負ったMF高橋(→千葉)で、ゲームメイクだけでなく2列目からの飛び出しでゴールを決めるなど攻撃を牽引。選手権では決勝まで5試合連続ゴールを達成しました。

また守備陣もGK廣末(→FC東京)を中心に鉄壁の守りを見せ、選手権では僅か2失点。

攻守にバランス良く、高校サッカーでは圧倒的な実力を発揮すると共に、プレミアリーグでは個人能力で劣勢になるJリーグのユースチームが相手でも、互角に渡り合うことができていましたね。

最後に

以上、高校サッカーの歴代最強チーム10選をまとめてみました。

ここ最近はJユースチームに対して劣勢ですが、今回挙げた流経大柏や青森山田のように、Jユースチーム相手でも引けを取らない強力なチームも誕生しています。

高校サッカーは個性的で荒削り、また高校ごとにサッカースタイルが確立されている魅力もあるので、これからも見ていてワクワクするような強力チームが出てくることに期待しましょう。

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