今回は、マンチェスターユナイテッドの右サイドバックの新星として2019年6月29日、5年契約を締結したアーロン・ワン=ビサカ選手について紹介します。
クラブのディフェンダー史上最高額の移籍金でクリスタルパレスから移籍加入しました。
- 身体能力の高さを活かした対人守備能力
- 元アタッカーで攻撃センスが高いプレースタイル
- これまでの成績情報
をまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。
最終更新日2019年10月16日
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アーロン・ワン=ビサカ(マンチェスターユナイテッド)の基本情報
Manchester United vs Liverpool, Anthony Martial dan Aaron Wan-Bissaka Berpeluang Comeback – https://t.co/CmCvGPbfZK
— Bola (@Bolanet) October 17, 2019
- 選手名:アーロン・ワン=ビサカ
- 所属クラブ:マンチェスターユナイテッド
- 背番号:29
- ポジション:右サイドバック、右ウイングバック、右サイドハーフ、右ウイング
- 身長:183㎝
- 体重:80㎏
- 利き足:右
コンゴ民主共和国とイングランドの2重国籍を持っていて世代別代表はどちらの国も経験しています。
A代表にはまだ招集されていないのでどちらを選ぶことも出来ます。
イングランド代表の右サイドバックは現在激戦区でカイル・ウォーカー選手、アンドリュー・ロバートソン選手、トリッピアー選手がいてレギュラーポジションを獲得することは、しばらく難しそう。
一方でコンゴ民主共和国代表となると代表戦の移動負担が大きいですし、ワールドカップ出場は難しいです。
どちらの代表を選択するか注目ですね。
ポジションは、育成年代までは右サイドのアタッカーでスピードを活かしたドリブルを武器にしていましたが、プロになってから身体能力の高さが評価されてウイングバック、サイドバックとポジションを下げていきました。
非常にまじめな性格がディフェンダー向きで、学習能力も高くてディフェンダーとしての動きをすぐに習得。
コンバートは大正解で、今後は右サイドバックとして主に活躍していくでしょう。
プレースタイル・身体能力の高さ(足の長さ・スピード)
身長は183㎝で長い足を活用したスピード、ストライドの大きさが特徴的。
体格があってスピードがあり、アフリカン特有のバネがあるので、高さ、パワー負けもしません。
スタミナもあって運動量が豊富なのもサイドバックに向いています。
身体能力は全般的に非常に高く、サッカー以外のスポーツをやっていても良い選手になったのではないでしょうか。
それくらいアスリートとしての基本性能が高い選手ですね。
プレースタイル・元アタッカーらしい攻撃性能
スタミナも無尽蔵でサイドでのアップダウンを終盤まで繰り返すことができます。
ドリブルは縦がほとんどですが、スピードがあるので分かっていても止められないというドリブルスタイルですね。
16秒からのシーンでも右足だけでフェイントも使ってきませんが、緩急だけで突破できています。
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体格を活かして相手からボールを隠すボールの持ち方だと、サイドではタッチライン側に選択肢が限定されてしまいます。
相手と正対して中へのパスの選択肢を残しながらプレーできるようになると、さらにサイドバックとして上のレベルにいくでしょう。
課題を挙げるとすると、細かいコンビネーションやビルドアップの局面。
ディフェンダー経験の少ないので、素早いテンポでのコンビネーションや組み立てをこなせる器用さがあるかどうかは不透明です。
クリスタルパレスでは、繋ぎの能力はさほど求められていなかったですが、マンチェスターユナイテッドは攻撃面での要求はより高くなります。
ここがレギュラーポジションを獲得できるかどうかのネックですね。
プレースタイル・対人守備能力
1分32秒からのシーンを見ても。身体能力頼みのスライディングだけでなく、予測能力で一気に間合いを詰めてボールを奪い取ることもできて、戦術的な知性も備わっていますね。
昨季のプレミアリーグでタックル成功数はプレミアリーグでは3位。
サイドバックとしては最もタックル成功数が多かったことが対人守備能力の高さを証明しています。
身長も183㎝と高くて逆サイドからのセンタリングに対して空中戦が弱点になることもないのが頼もしいです。
アーロン・ワン=ビサカ(マンチェスターユナイテッド)の成績情報
トランスファーマーケットドットコムによると、アーロン・ワン=ビサカ選手の市場価値は4000万ユーロで50億円程度です。
2019年6月29日、マンチェスターユナイテッドと5年契約(1年の契約延長オプション付き)を締結。
移籍金は5000万ポンドで、65億円程度でマンチェスターユナイテッドのディフェンダー史上最高額の移籍金となっています。
今シーズンは75%の試合でスタメン出場を果たしていて、レギュラーポジションを獲得しつつあります。
マンチェスターユナイテッドは同タイプのベテランサイドバックである、アントニオ・バレンシア選手を放出しているので、アーロン・ワン=ビサカ選手をしばらく使いながら育てていく方針でしょう。
まだ21歳ですし、市場価値もこれから高くなっていく可能性は十分残されています。
最後に
今回はマンチェスターユナイテッドのアーロン・ワン=ビサカ選手について紹介しました。
- スピードが武器
- 対人守備能力の高さ
をプレースタイルの特徴として挙げましたが、サイドバックにコンバートされてから日が浅いので、経験値が少ないと感じるシーンは多いですね。
ただ、それがアーロン・ワン=ビサカ選手の伸びしろでもあるので、ポテンシャルの高い次世代のサイドバックの成長に注目です!
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