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トレント・アレクサンダー・アーノルドのプレースタイルを3つの観点から徹底解説

こんにちは!

今回はリヴァプールFCのアーノルド選手について紹介します!

2018~2019シーズンのプレミアリーグで12アシストを記録し、ディフェンダーとしてリーグ歴代最高記録を塗り替えた彼は弱冠20歳!

プレイスキッカーとしても右足のキック精度は武器になり、ディフェンダーでありながら攻撃面が注目されるプレースタイルです。

イングランド代表にも選出されていて、右サイドバックとして期待されています。

そんなアーノルド選手のこれまでの成績や市場価値、プレースタイルについてまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!

※最終更新日:2019年9月20日

 

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トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプールFC)の基本情報

  • 選手名:トレント・アレクサンダー・アーノルド
  • 所属クラブ:リヴァプールFC
  • 背番号:66
  • ポジション:センターバック、右サイドバック、右ウイングバック
  • 身長:175㎝
  • 体重:69㎏
  • 利き足:右

6歳からリヴァプールの下部組織で育ち、2016年10月26日トップチームでデビュー。

リヴァプールでは、右サイドバックを務めていますが、イングランドメディアは

  • サイドバックにしては攻撃的過ぎる
  • 1列前の方が攻撃面で特徴を発揮できる

との声もあり、サイドバックが最適なポジションなのかどうかは議論を呼んでいます。

個人的な意見を言えば、攻撃的なポジションに置けば攻撃の才能を活かせるという単純なものではないです。

アーノルド選手の最大の武器は右足のクロスボールですから、より相手のプレッシャーが少ない状態でクロスボールを蹴ることが出来るポジションが望ましいでしょう。

低い位置から攻撃をスタートさせるために、相手がマークに付きにくいサイドバックの方がむしろ攻撃の適性を生かせるのではないかと考えます。

プレースタイル・ワールドクラスの右足

2分6秒からのシーンでは右サイドから対角線にいる左サイドの選手にロングフィードを通しています。

Trent Alexander-Arnold • World Class Skill Show

サッカーのピッチの横幅は、45mから90mと定められていて、60mから70m が多いので、中央からからサイドへ展開するサイドチェンジでは25 メートル から30メートル 程度。

アーノルド選手の場合は右サイドのタッチラインから左サイドのタッチラインまで正確にロングフィードを蹴ることができるので、50メートル以上はパスレンジということになります。

これは、相手チームからすると一人で守備の戦術を壊されるようなもの。

例えば全員をマンツーマンで守備させるとフォワードが1対1を制すると点につながるので、一人ゴールに近いセンターバックを余らせるのが鉄則。

そのため前線からの守備をしようと思うと人数的には、一人足りなくなります。その際に捨てるのが、最も遠い位置にいる選手。

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アーノルド選手の場合は最も遠い位置にいる味方選手にパスを届けることができるので、相手チームの前線からの守備を右足一本で無効化してしまうことができるのです。

先程の1分45秒からのシーンがまさにそのシチュエーションですね。

最も遠い位置にいる選手に正確にパスを通す選手には下がって対応するしかありません。

それか、蹴る時間を与えないほどのハイプレッシャーをかけるかのどちらか。アーノルド選手の右足は、相手チームの守備戦術そのものが問われるわけですね。

プレースタイル・直接フリーキック

1分55秒からのシーンをご覧ください!

Trent Alexander-Arnold • World Class Skill Show

カーブのかかった強いボールをゴールキーパーがいる方のサイドネットに突き刺しています。

ボールスピードと精度によほど自信がある選手のキックですしボールの質も最高です。

また、ヒールキックでパスしているのは世界的ストライカーのモハメド・サラー選手。

リヴァプールにはフリーキックを蹴ることが得意なワールドクラスの選手が複数いますが、このシーンでは、トリックスタートをしていますね。

これはチームでキッカーを事前に決めている証拠。監督もチームメイトもその20歳の右足を認めています!

トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプールFC)の成績情報

トランスファーマーケットドットコムによるとアーノルド選手の市場価値は8000万ユーロで、約90億円!

20歳ですから10年は最低でも稼働すると考えると、この金額になるのもうなずけるでしょう。

U17から世代別イングランド代表に選出され、2018年ロシアワールドカップメンバーにサプライズ招集されました。

その後も継続してイングランド代表に選出されていますが、

  • マンチェスターシティのカイル・ウォーカー選手
  • アトレティコ・マドリードのトリッピアー選手

との熾烈なポジション争いに挑んでいて、出場数は通算7試合1得点と多くありません。

最後に

今回はリバプールのアーノルド選手について特集しました。

  • ワールドクラスのキック精度
  • 直接フリーキック

を武器にするプレースタイルなんですが、狙ったところにボールを蹴ることができるという非常にシンプルな技術を磨くことの重要性を感じます。

20歳で世界的ビッグクラブのリバプールで活躍できているのは、止めて蹴るという基本技術がしっかりしているから。

決して飛び抜けた身体能力を持ってるわけではありません。

アーノルド選手の活躍は体格や生まれ持ったスピードがない選手に希望を与えると思います。

基本技術がしっかりしているアーノルド選手は長く活躍するでしょうから今後も注目です。

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