サッカー日本代表歴代監督ランキング!
ということで今回は歴代のサッカー日本代表の指揮をとった監督について取り上げていきます。
1990年代からオフト監督からハリルホジッチ監督までの年俸をチェック!
また各監督の戦術や当時の注目選手にもフォーカスしてみましたのでご覧ください!
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オフト
1992年5月-1993年10月
年俸:7000万円
戦績:16勝-8分-9負
主力選手:三浦知良、柱谷哲二、 森保一 、ラモス瑠偉、井原正巳
サッカー日本代表監督初の外国人。
ヤマハ、マツダでの監督経験があり、指導手腕への評価が高かったことから川淵三郎サッカー協会会長は日本人監督とは、まだまだ差があると判断してオフト監督を招聘。
ワールドカップ出場を目標に掲げたときは、メディアから馬鹿にされたようですが、アジアカップ優勝とJリーグ開幕により
多くの期待を集めたワールドカップ最終予選では最終試合、イラクに勝てばワールドカップ出場決定でしたが
ロスタイムに失点。
これがいわゆるドーハの悲劇。
オフトは試合の終わらせ方を教えることができなかったとコメント。
また、選手起用では、マツダ時代の教え子森保一を中盤の底に置いて当時、絶対的な司令塔だったラモス瑠偉も指示に従わなければ外すという姿勢で競争原理を働かせました。
一方で、日本代表選手の多くを輩出していた読売ヴェルディの柱谷哲二をキャプテンとしてチームをまとめましたね。
戦術
オフト監督の戦術のキーワードは、トライアングル、アイコンタクト、テンポの良いパスです。
当たり前のようにも思えますが、当時はチームがガラリと変わりました。
非常に大事な事ですので忘れてはいけないですね。
ショートパス主体の日本サッカーの原型を作った監督と言えるでしょう!
ファルカン
1994年5月-1994年10月
年俸:1億2000万円
戦績:3勝-4分-2負
主力選手: 井原正巳、前園真聖、三浦知良、小倉隆史、岩本輝良
前園真聖、小倉隆史など若手を積極起用したものの、結果が出ず、また協会が日本での指導経験の無い監督を受け入れる体制に無かったこともあって解任されました。
戦術
戦術は自主性を重んじました。
組織的だったオフト監督の戦術とは真逆だったこともマイナスに作用。
あまりにも短い在任期間だったため何がしたかったかは不明。
加茂周
1995年1月-1997年10月
年俸:7000万円
戦績:27勝-10分-14負
主力選手:井原正巳、名波浩、三浦知良、相馬直樹
ファルカンに対しての批判が集中し、日本人監督待望論が起こった中で当時、日本人監督の中では優秀とされていた加茂監督が後任に。
名波浩、相馬直樹、中田英寿の抜擢は評価されるべきでしょう!
戦術
加茂監督といえばゾーンプレスなんですが、戦術的には名ばかりのものであり、ゾーンプレスを間違って日本に広めてしまったという側面もあります。
システムは、4-4-2の中盤ダイヤモンド型が多かったですね。
岡田武史
1997年10月1998年6月
年俸:5000万円
戦績:9勝-4分-6負
主力選手: 井原正巳、名波浩、中田英寿、相馬直樹、山口素弘、中山雅史
ワールドカップ最終予選の最中に就任した岡田監督は、加茂監督のチームをベースにして、日本代表をワールドカップ初出場に導きましたがフランスワールドカップでは3戦全敗。
カズ外しは、連日報道されましたね。
戦術
中田英寿を中心にして戦術的には特別なことはせず、調子の良い選手を使うこととモチベーションを上げることに重きを置きました。
本大会では、4バックから3バックへ変更して守備的スタイル。
トルシエ
1998年10月-2002年6月
年俸:9000万円
戦績:24勝-17分-11負
主力選手: 中田英寿、松田直樹、中田浩二、森岡隆三
U20、U23の日本代表を兼任。
自国開催のワールドカップで初勝利と初のグループステージ突破を決めました。
名波浩、高原直泰、森岡隆三というキープレイヤーを怪我で欠いた中でベスト16は立派。
戦術
3-5-2システムで3バックは高く保ちオフサイドを取りに行くフラット3と呼ばれる形でした。
ディフェンスラインを高く保つことの重要性を説いたことは功績の一つ!
また、メディアと対立してあくまでも決定権は自分にあることを強調したのは良かったです。
ジーコ
2002年7月-2006年6月
年俸:2億2000万円
戦績:38勝-15分-19負
主力選手: 中田英寿、中村俊輔、高原直泰、中澤佑二、三都主アレサンドロ
トルシエ時代に育てた黄金世代が全盛期の時代で、日本サッカーが最も期待されていた時期に指揮を取ったジーコは、海外組の中田英寿、中村俊輔、高原直泰らを中心にチームを作りました。
海外組と国内組の扱いというこれまでは、中田英寿にしか無かった問題に直面することに。
国内組中心でアジアカップを制して、海外組中心で史上最強と言われたメンバーでしたが、ワールドカップは惨敗という結果に終わりました。
戦術
戦術のキーワードは自由。
先日と呼べるようなものは攻守において、ほとんど無かったのではないでしょうか。
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中田英寿が怪我から復帰すると3バックから4バックに変更して中村俊輔との共存を測ったり、選手ありきで配置を決めるタイプの監督でした。
オシム
年俸:1億円
戦績:12勝-5分-3負
主力選手: 中村俊輔、中村憲剛、遠藤保仁、高原直泰、田中マルクス闘莉王、阿部勇樹、鈴木啓太
国内組中心でチームの基盤を作り、海外組をプラスアルファで呼ぶというやり方でした。
とくに中村憲剛、遠藤保仁を抜擢した功績は大きいですね。
戦術
日本サッカーを日本化するをテーマに人とボールが動くサッカーを展開。
運動量とテクニックと利他的な判断力が日本人選手の強みであることを具現化。
また、今となっては、当たり前となったゴールキーパーから繋ぐことと運動量を重視することに挑戦するのが早かったのも評価できますね。
システムは柔軟に変えていました。
脳梗塞で退任となったのが残念ですね。
岡田武史
2008年1月-2010年6月
年俸:1億円
戦績:26勝-13分-11負
主力選手: 遠藤保仁、長谷部誠、松井大輔、田中マルクス闘莉王、中澤佑二、長友佑都
オシム監督が倒れたことを受けて岡田監督が再度監督に。
ワールドカップベスト4を掲げて大会前には結果が出ずかなりバッシングされていた印象があります。
内田篤人、長友佑都、長谷部誠、本田圭佑、香川真司、岡崎慎司など後に日本代表の中心となる若手選手を起用したことは素晴らしい先見の明がありましたね!
戦術
接近、展開、連続を掲げてコンパクトに保ちショートパスで崩すオシム監督の路線継続を狙いましたが、最終的にはより守備的にしたことが大成功だったのかなと。
ワールドカップ直前で採用した超守備的4-1-4-1布陣がハマり南アフリカワールドカップベスト16進出。
CHECKサッカー監督ランキング【日本人編】歴代の優秀な名称ベスト10!
ザッケローニ
2010年10月-2014年6月
年俸:2億5000万円
戦績:31勝-12分-13負
主力選手: 遠藤保仁、香川真司、本田圭佑、長谷部誠、吉田麻也、岡崎慎司、長友佑都、内田篤人
吉田麻也、香川真司、内田篤人ら海外組を中心に起用。
アジアカップ優勝、ワールドカップ最終予選を楽に通過。
親善試合では、フランス、ベルギーに勝つなどワールドカップ以外の戦績は史上最強。
しかし、ワールドカップでは惨敗したことから、ワールドカップの戦い方として
・親善試合で情報をさらけ出さない
・調子の良い選手を起用する
・守備を疎かにしない
・自分達のサッカーにこだわらない
という教訓が得られました。
戦術
岡田監督がコンセプトとしたショートパス主体で全体をコンパクトに保つサッカーを戦術的にあっさりと機能させます。
左サイドの香川真司と遠藤保仁でゲームメイクして右サイドの岡崎慎司で仕留める形は、代名詞となりました。
しかし、このパターンは、ワールドカップまでとっておいたほうが良かったのかも。
システムは4-2-3-1
ザッケローニ監督は、3-4-3がやりたかったようですが選手が中心選手がやんわり拒否。
アギーレ
2014年8月-2015年2月
年俸:2億円
戦績:6勝-2分-2負
主力選手: 遠藤保仁、香川真司、本田圭佑、長谷部誠、吉田麻也、岡崎慎司、長友佑都
選手起用は、ザッケローニ監督の路線を引継ぎました。
世代交代出来ていないという批判もありましたが、柴崎岳、武藤嘉紀、森岡亮太、乾貴士など抜擢した選手は後にヨーロッパで活躍したのでその目に狂いは無かったですね。
八百長疑惑とアジアカップ敗退が重なり解任に近い辞任。
戦術
4-3-3システムをメインとして攻撃的で素早いパスワークを目指しましたが、守備に関してはほとんど手付かずの状態で辞任。
ザッケローニ監督の路線をそのまま引き継いだように見えました。
ハリルホジッチ
2015年3月-2018年4月
年俸:3億円
戦績: 21勝-8分-7敗
主力選手:長谷部誠、吉田麻也、長友佑都、酒井宏樹、井手口陽介
アギーレ監督の辞任で途中就任したハリルホジッチ監督は、遠藤保仁をいきなり外すなど有名選手も若手選手も平等にチャンスを与えて、競争原理を取り戻させます。
井手口陽介、大迫勇也、久保裕也、浅野拓麿など若手選手を積極起用。
一方で本田圭佑、香川真司、岡崎慎司をメンバー外とするなど、選手の調子と戦術的な相性を重視した選手選考を行っています。
チーム作りにおいてスター選手、協会やメディア、スポンサーに妥協は一切しない姿勢は評価出来ると思います。
ただ、ロシアワールドカップ直前となる2018年4月に「選手との関係の悪化」などの理由から解任されました。
戦術
縦に早いサッカー、デュエルを重視。
タッチ数を減らして前にボールを運ぶこと、1対1で負けないこと、相手より走ることを重視。
カウンター路線へシフトしていきます。
システムも4-2-3-1からボランチタイプを3枚並べる4-1-4-1へ守備的なものとなっていきますね。
CHECKロシアワールドカップ日本代表メンバー・フォーメーション予想
最後に
いかがでしたか?
今回は、日本代表歴代監督の戦術や選手選考、年俸などについての特集でした。
長期的に見ることで日本サッカーのレベルアップが分かると思いますね。
それぞれの監督に良さがあり、弱点もあります。
正解がないのがサッカーというスポーツなので、日本サッカーの発展のために過去から学ぶことも大事ですね!
個人的にはどういう監督を連れてくるかよりも、日本人選手ができることを攻守において増やすことが大事だと思うので育成とJリーグのレベルアップに期待したいです。
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コメント
自分は、ジーコ、ザック、アギーレかな。