今回は大分トリニータ所属の東京オリンピック世代の岩田智輝選手。
超攻撃的センターバックとして評価を高めてA代表選出を果たした岩田智輝選手のプレースタイルを「ポジション」「身体能力」「対人守備能力」「攻撃能力」の観点からまとめてみました。
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岩田智輝のプレースタイル【ポジション】
岩田智輝選手のポジションはセンターバック、右サイドバックです。
高校時代は大分トリニータユースでゴールキーパー以外のすべてのポジションをこなしていたというエピソードが物語るようにユーティリティープレーヤーです。
大分トリニータでは3バックの右センターバックですが、攻撃時はサイドに大きく開いてオーバーラップする戦術なので攻撃時の役割は実質的にはサイドバックですね。
4バックではセンターバックよりも右サイドバックが向いていますね。
というわけで基本的にどこでもプレーできる岩田智輝選手ですが、基本ポジションは右センターバックか右サイドバックに固まってきています。
岩田智輝のプレースタイル【身体能力】
岩田智輝選手の身長は176㎝とディフェンダーとしては少し小さいですね。
空中戦はウイークポイントですが、スピード、アジリティー、競り合いの強さがあり、対人守備能力の高さで空中戦の弱点を補っています。
スタミナが豊富でサイドでのアップダウンを繰り返して走り負けしない体力も持ち合わせているところは強みですね。
岩田智輝のプレースタイル【対人守備能力】
2019年5月28日現在でタックル成功数が1試合当たり1.1回で成功率は 69%となっています。
空中戦勝率が53%なので地上戦の対人守備能力が高いことがデータ的に分かりますね。(Jリーグ公式サイトよりデータ引用)
重心が低く、スピードがあるのでボール奪取能力、ドリブル対応能力が高く、地上戦の1対1にめっぽう強いという部分では長友佑都選手に似たタイプですね。
カバーリングよりも前に出て相手に前を向かせない守備を得意とすることから4バックよりも3バックの右センターバックが天職なのかなという気がしますし、大分トリニータでこのポジションでプレーできていることがブレイクの要因でしょう。
岩田智輝のプレースタイル【攻撃能力】
岩田智輝選手の攻撃能力はこの動画でも発揮されているように、ボールを自ら奪ってからドリブルで攻めあがり、ペナルティーエリアに進入してフィニッシュを決めています。
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センターバックの選手としては異常なまでにアグレッシブでスキル的にもドリブル精度、飛び出しのセンスが優れていることが表現されたプレーですね。
2019年5月28日現在で1試合平均プレー数は88,2回となっていてJ1全体で9位となっています。(Jリーグ公式サイトよりデータ引用)
プレー回数が多いという事は、運動量が多く、ボールにかかわる機会が多いことを示していて、攻守にアグレッシブであることを示していますね。
自陣パス数は1試合平均49,0回で敵陣が30、2回となっていて守備の選手にしては敵陣まで進入して攻撃の起点となっていますね。
データサイトのフットボールラボのプレースタイル指標では最も高い数値をたたき出しているのがクロスチャンス力とビルドアップ能力です。
ビルドアップ能力に関しては岩田智輝選手の能力が高いことと同時に大分トリニータのビルドアップメカニズムが相まって高い数値となっていると思います。
ボールを奪った瞬間は3バックの右で、ボランチが降りてくるタイミングでサイドに張りだし、ゴールキーパーがビルドアップ部隊に参加するとさらに高い位置をとり、ボールを前で受けます。
相手に寄せられても身体の向きが外側に逃げてしまわずに中を見れる角度でボールを受けるのでパスの選択肢を複数持った状態でボールを受けることが出来ていますね。
このボールコントロールの自信から来る体の向きが選択肢を増やして、さらに余裕を持つことが出来ています。
基本技術、インテリジェンスが高い選手といえるでしょう。
クロスに関しては攻撃参加のタイミングが良くて、クロス精度が高いですね。
クロスを上げる位置も大外だけではなくて、内側や低い位置からのアーリークロスなどパターンが豊富ですね。
また、ドリブル突破も得意で後方から持ち上がり、相手のマークをずらしてから入れる縦パスで攻撃のスイッチを入れるプレーはセンターバック離れしています。
ディフェンダーとして超攻撃的といわれる所以がここにありますね。
最後に
いかがでしたか?
今回は岩田智輝選手について紹介しました。
好調大分トリニータでブレイク中で、J1で飛びぬけて予算が少ないチームなので他のチームへ引き抜かれるかもしれませんね。
A代表に招集されて注目が高まっていますが、国際試合の実績があまりない選手なので不安もありますが、長友佑都選手のように化ける可能性も秘めていると思うので、どのような成長をみせるのか?
楽しみです。
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