今回は日本代表の守田英正選手のプレースタイルに迫ります。
流通経済大学から川崎フロンターレに入団して1年目でレギュラーを獲得して日本代表にも選出されているという異例の出世スピードを見せている将来性豊かなボランチ。
そんな守田英正選手のプレースタイルを4つの解説していますので、最後までご覧ください。
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守田英正のプレースタイル【ポジショニング】
それでは、守田英正選手のプレースタイルを紹介していきます。
まずは、プレー動画をご覧ください。
守田英正選手はポジショニングのセンスが非常に良いです。
ボランチを本格的にはじめてからまだ2年ほどでそれまでは攻撃的なアタッカー、サイドバックでプレーしていました。
首を振って周りの状況を確認する回数が非常に多いのが特徴で、常にポジショニングを修正していますね。
あまり、自分のポジションを捨てて攻撃に参加する回数が多い選手ではないですが、自分の持ち場の中でもより優位になる細かいポジショニングが上手いので大きくポジションを変更しなくても優位性を作ることが出来ます。
また、ポジションを変更するリスクも少なくて済むという意味で位置取りが上手く賢い選手といえますね。
そして、川崎フロンターレには大島僚太選手、中村憲剛選手という素晴らしいゲームメイカーがいるのでそういった選手達と常にコミュニケーションを取ることでサッカーにおける頭の使い方はこれからも成長していくでしょう。
守田英正のプレースタイル【パス】
ビルドアップ能力が高い守田英正選手はポジショニングでパスコースを確保できるのでシンプルなパスが多いですね。
一方で相手の意表を突くようなパスも使えますし、この使い分けをキックフォームを変えずに足に当てるポイントや軸足の重心移動によって行っているので、相手ディフェンダーはキックの瞬間まで読みづらいという特徴を持ちます。
分かりやすい例を挙げると遠藤保仁選手のコロコロPKに近い蹴り分け方です。
遠藤保仁選手は、コロコロPKのような蹴る瞬間にパスコースを決めるようなプレーを流れの中でも当たり前にやるわけですが、守田英正選手も同じことが出来るセンスがあるという事ですね。
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また、中距離パスの精度も高く、左足でも右足と同じように使えるところも大きな特徴といえますね。
ただし、中村憲剛選手のパスと比較したときに浮き球を使って、高さと滞空時間を立体的に利用するようなパスがあまりうまくないのは気になります。
近くにお手本がいるのでふわっと相手の頭の上を超えていくような浮き球パスを会得すれば言うことなしですね。
守田英正のプレースタイル【守備】
守田英正選手はボール奪取能力、ポジショニングセンスがあり、守備力は高い選手といえるでしょう。
守備にこだわりがあまりない選手だと思いますが、持っているポテンシャルは高いですし、攻撃的なポジションからボランチにコンバートして間もないという事なので守備への意識は上がっていくでしょうし、細かい駆け引きの部分に関しては発展途上。
自陣ゴール前で体を張ってシュートを打たせないというプレーに関しては、物足りなさを感じるところもありますね。
ただし、ボランチとして日本代表に選出されて求められるレベルが上がり、試合出場経験を重ねていくことで守備はさらに良くなると思います。
守田英正のプレースタイル【キープ力】
守田英正選手はボールを受けてからパスを選択する判断が早くドリブルがあまり必要がないプレースタイルの選手といえますが、ドリブルも得意な選手で非常にボディバランスが良くて相手から遠い位置にボールを置いてキープするプレーが上手いです。
ドリブルキープの名手川崎フロンターレの家長昭博選手にも似た才能の持ち主で、キープ力に関しても大きな潜在能力があるといえるでしょう。
日本のパサーはパスの選択肢がない時にドリブルをすることが出来なかったり、ドリブルの怖さがないことがパスへの対応を簡単にさせてしまうというケースが多く、パサーにこそ逆説的にドリブルが必要だと個人的に考えてきました。
実際にイニエスタ選手はどちらも高いレベルで持ち合わせていますよね。
守田英正選手はドリブルに関しても才能のある選手で元々はドリブルを多用するプレースタイルだったようですが、パスを中心としたプレースタイルに変更したことでドリブルが影を潜めていったのかと推測します。
今後、パスを中心とした現在のプレースタイルにドリブルを組み込んでいく余裕が生まれてくるとさらに化ける可能性があると思います。
最後に
いかがでしたか?
個人的には長谷部誠選手を越えて日本サッカー史上最高のボランチになれる逸材だと思っています。
ボランチにコンバートしてからまだ3年程しか経っていないで日本代表まで登りつめたのはモノが違うからといえるでしょう。
ボランチとして必要なすべてを兼ね備えた選手だと思いますし、ここまでの才能を持つボランチは日本人では記憶にないです。
日本代表でレギュラーは最低ラインとして、そこからどこまでステップアップしていくのか楽しみですね。
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