イタリアの若きホープのモイーズキーン選手。
EURO2020予選のフィンランド代表戦において「19歳23日」というイタリア代表で史上2番目の若さで得点を挙げたことで、一気に注目を集めましたね。
そんなイタリアサッカー界待望の若手ストライカーのプレースタイルを4つのポイントから解説していきます。
最後までご覧ください。
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モイーズキーンのプレースタイル【身体能力】
モイーズキーン選手のプレースタイルを紹介していきます。
まずはプレー動画をご覧ください!
身長は183㎝でスピードが爆発的に速いです。ちなみにこの動画の時点で18歳です。
運動量があり、強靭なフィジカルと高さも持ち合わせていて、スポーツに必要な身体能力の総合力の高さはトップクラスだと思います。
とくにスピードと運動量があって献身的に動き回るので攻守に得点以外での貢献度も大きい選手ですね。
デイフェンスラインの背後への動き出しが多くて速いのでカウンターアタックで力を発揮するタイプです。
ジャンプ力もあって、空中戦での競り合いも強さを見せます。
どのスポーツをしても成功したのではないかというくらいアスリート能力の高い選手ですね。
モイーズキーンのプレースタイル【技術】
身体能力の高い選手は身体をコントロールしきれずに細かいボールテクニックに難がある選手が多いですが、モイーズキーン選手はドリブルのテクニックも高くて足元の技術も柔らかいです。
両足で体制が崩れながらも力強いシュートを決めることが出来ますし、ゴール前でのポジショニングも得点嗅覚がありますね。
ヘディングシュートも得意で強いボールを叩きつけることが出来て左右両足と頭で得点が取れる選手ですね。
課題はポストプレーで、相手ディフェンスを背負う強さはありますが、キープしてチャンスメイクするようなシーンはまだ少ないですね。
前を向いたときには技術を発揮しますが、ゴールに背を向けたときのプレー精度には課題があるので監督に指示されているのかワンタッチで近い選手に落とすというシンプルなプレーに徹することで弱点が露呈しないようにプレーしていると思います。
シュートに関しては振りが速くて相手ディフェンダーのブロックが間に合わないタイミングで打てるという部分が素晴らしいですね。
モイーズキーンのプレースタイル【ポジション】
モイーズキーン選手のポジションはフォワードです。
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両サイドのウイングでもプレーしますが、ゴール前での得点力を活かすためにもなるべくゴールに近いところでプレーさせたいのとワントップではボールが収まらず攻撃の起点になりきれない部分があるので、ツートップのフォワードが最も適しているポジションだと思います。
ボールをキープしてラストパスを出すことが出来る選手の近くでプレーできると活きるでしょう。
身体能力が総合的に末恐ろしく高くて技術的にも上手いですから、フォワードとしてすべての資質を持っていて今後どのようなタイプのアタッカーにもなれると思います。
モイーズキーンのプレースタイル【メンタリティー】
モイーズキーン選手は2019年イタリア・セリエA第30節カリアリ戦でMFロドリゴ・ベンタンクールがゴール前に通したボールをキーンが合わせて追加点を奪った直後に両手を広げてアウェーゴール裏のカリアリサポーターを挑発するようなゴールパフォーマンスをして問題となりました。
しかし、キーン選手は試合中にカリアリサポーターから人種差別的なコール、野次を受けていたことが発覚して、ユベントスのキャプテンであるボヌッチ選手はキーン選手に対して
「責任の50パーセントはモイーズ、残り50パーセントは相手サポーターにあると思う」
とキーン選手にも非があったとコメントするもキーン選手はInstagramに
「人種差別に対するための最善の方法」
と投稿。
一歩も引かない姿勢を示しました。
ゴールパフォーマンスの是非は読んでいらっしゃる方のそれぞれの判断にお任せしますが、19歳でこのメンタリティーの強さはただものではないですね。
その後、ボヌッチ選手のコメントにも批判が殺到してイタリアの国全体を巻き込む議論の的となった後も2週連続で何事もなかったかのように得点を決めています。
逆境をバネにするところ、騒がれていても動じないところは大物の予感がしますね。
最後に
いかがでしたか?
モイーズキーン選手のプレースタイルがクリスティアーノ・ロナウド選手とかぶっていて、クリスティアーノ・ロナウド選手の怪我とともに台頭してきましたが、スーパースターを乗り越えてエースストライカーとなっていくのかモイーズキーン選手の今後に注目したいですね。
また、同世代のフランス代表ムバッペ選手とも同じスピードスターでライバル同士として今後、比較されるでしょう。
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