サッカー・監督になるには

今回はサッカーの監督になりたい方必見です。

指導者ライセンス特集!

また、サッカーの監督になろうと思っていない方も一人でも多くサッカーの監督という仕事に興味を持ってもらえるとうれしいですね。

また、サッカーの監督はなぜスーツが多いのかという謎にも迫ってみますので最後までご覧ください!!

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サッカーの監督になるためのS級コーチライセンス

Jリーグのトップチームの監督になるために必要となるのがS級ライセンスです。

S級ライセンス取得に関する情報をまとめてみました。

S級ライセンスに関しては、日本サッカー界では、最上級のサッカーに関する知識を学ぶ場であり、S級ライセンス制度が出来たことで日本人指導者のレベルが上がってきたのは間違いないと思います。

Jリーグでも外国人監督よりも日本人監督が結果を出してきているんですが、やはり、ヨーロッパの世界トップレベルの監督と比較するとS級ライセンスに改革の必要性があるのは明白ですね。

本田圭佑選手はもっと簡単にライセンスを取れるようにしてすぐにJリーグの監督経験を積めるようにすべきと提言しています。

ヨーロッパのライセンス制度のように内容のレベルを上げてライセンスの難易度を上げるべきだとする意見も根強いわけですね。

個人的にはS級ライセンスをサッカーの学びの場とJリーグの監督資格を与える場として両立させることに無理があると思っていまして、本格的にサッカーを学ぶサッカー大学的なものを作り、海外や他分野から優秀な指導者を招く場を作り監督になりたい人だけではなくライター、代理人、GMを目指す人を養成していくことと、Jリーグの監督になる資格はもっと柔軟に取れるようにしていくことを同時に進めてほしいですね。

現状のS級ライセンスはJリーグのチームかJFAのコネクションがないと受けることが難しいんですが、能力のある人にチャンスを与えることを阻害してしまいます。

また、S級ライセンスの取得の際の難易度に関しても問題を抱えています。

難易度

費用:30万円
時間:半年から1年
定員:20人
累計人数:450人
条件:A級ジェネラル取得

気になる難易度ですが、しっかりと講習を受ける時間があれば落ちることはほぼないといっていいでしょう。

出席しておけば単位が取れる日本の大学と同じです。

なんせ、あの武田修宏さんでもS級ライセンスとっていますからね。

ただし、1年間の定員20人の中に入れるかどうかにはコネクションが必要となってきますので、元スター選手以外は指導者としての実績、人脈を作っておかないと受けることがまずできません。

ちなみに女性でも本田美登里さん、半田悦子さん、高倉麻子さん、野田朱美さんの4人が取得しています。

450人中4人だけというのはまだまだ少ないですね。

女性の場合、4人とも元女子日本代表の中心メンバーですから、選手経験がない方にチャンスが巡ってくるのは、指導者としてかなりの実績を残していく必要があります。

>>サッカー指導の教科書の詳細

Jリーグ以外で監督ができるライセンスは?

S級ライセンスは指導者ライセンスの中でも頂点となるライセンスで、S級ライセンスに至るまでにもいくつかのライセンスがあり、Jリーグの監督はできませんがそれぞれ指導できるカテゴリーが決まっています。

A級コーチ

A級はS級の取得条件となるジェネラルとそれぞれの育成年代のスペシャリストとしてA級U-15、A級U-12の3つに分けられます。

ジェネラル

なでしこリーグ、JFL,若手育成リーグ、Jリーグコーチの資格
費用:15万円
時間:3週間
定員:30人×5回
累計人数:1,633(ジェネラル、U-15、U-12合計)
条件:B級ライセンス

A級ライセンスU-15

JリーグクラブのU-15世代の指導に必須
費用:15万円
時間:3週間
定員:28人×1回
累計人数:1,633(ジェネラル、U-15、U-12合計)
条件:B級ライセンス

A級ライセンスU-12

JリーグクラブのU-12世代の指導に必須
費用:10万円
時間:2週間
定員:20人×2回
累計人数:1,633(ジェネラル、U-15、U-12合計)
条件:B級ライセンス

B級コーチ

高校年代以下の監督・コーチング、サッカースクールの指導
費用:8万円
時間:12日
定員:32人×12コース
累計人数:4,459人
条件:C級保持22歳以上

C級コーチ

小学生年代以下の指導資格。公認準指導員に相当。
費用:3・5万円
時間:1週間程度
定員:1コース最大40名
累計人数:28,497人
条件:18歳以上

D級コーチ

小学生年代以下の指導資格
費用:1・5万円
時間:2日
定員:1コース最大40名
累計人数:44,617人
条件:18歳以上

C級コーチとD級コーチの違い

小学生年代を指導できるという点でC級ライセンスとD級ライセンスに違いはありませんが、とりあえず手っ取り早く小学生年代を指導する資格が欲しいという人が取るのがD級

ゆくゆくはB級ライセンスも取得して上を目指したいという人が取るのがC級ライセンスだそうです。

日本サッカー協会としては、多くの人にサッカーの指導をしてもらって競技人口を増やしていきたいので規制を作りたくない一方、子供を預かる上で最低限知っておかなければならない知識(けが人が出た時の対処法、体罰の禁止など)は必要という目的で出来ているのがD級ライセンス。

C級ライセンスはD級ライセンスよりはサッカーの内容が多くて、監督への道の登竜門としての意味合いが強いんだとか。

というわけで、それぞれの目的に合わせて、ライセンスを選んでくださいね。

将来的に上の年代やレベルの指導者としての道をお考えならC級ライセンス。
予定はなくても、人生何が起きるかわかりませんから取れるならD級ライセンスではなくC級ライセンスを取っておいて損はないでしょうね。

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サッカー経験がなくても監督になれる?

サッカー経験がなくても監督になれるか?と言われればなれます。

しかし、ほとんどの監督はプロにまでいかなくてもサッカーの経験はあると思います。

サッカー経験なしでプロの監督となった例は聞いたことがないですね。

ただし、プロとしての選手経験がないまま監督になるケースは多いです。

代表的な例としては、元U-17日本代表監督の吉武博文さんは元中学校の数学教師で部活顧問から全国大会優勝を果たしたことが評価されて監督としての道を開拓しました。

また、元ベトナム代表監督でコンサドーレ札幌、大宮アルディージャを昇格に導いた三浦俊也さんはドイツにコーチ留学してドイツのA級ライセンスを取得したことが評価されて日本帰国後にS級ライセンスを取得しました。

また、コンサドーレ札幌を昇格に導いた四方田修平監督は筑波大学の大学院でコーチ学を学び、フランスワールドカップの岡田監督時代、日本代表スカウティングスタッフに入り、岡田武史監督がコンサドーレ札幌の監督に就任するタイミングでコンサドーレ札幌コーチングスタッフに入ったことがきっかけとなり、コンサドーレ札幌ユースチームの監督を歴任。2015年トップチーム監督に就任しました。

パターンとしては

・育成年代の監督からはじめて頭角を現す
・才能を見出されてスタッフとしてキャリアをスタートさせる
・海外での留学や指導経験など特殊な経歴を持つ

の3つが王道です。

海外ではもっと選手経験がない監督が多くてゾーンプレスの生みの親といわれるアリゴ・サッキをはじめモウリーニョ、ザッケローニ、ビラスボアス、サッリなどが有名ですね。

この中で面白い経歴の持ち主はチェルシーを率いたビラスボアス。

16歳の時にFCポルトのボビーロブソン監督に手紙を書いた内容が認められてスタッフとしてスカウトされました。

選手経験の有無が監督業に影響するどうかは、アリゴ・サッキの名言を引用させていただきます。

「騎手になるために、馬に産まれる必要はない」

ごもっともですね。

というわけでサッカー選手になれなかった方でも監督になれます。

あきらめる必要は全くありません。ただし、人との出会いが重要ですね。

>>サッカー指導の教科書の詳細

サッカーの監督でスーツが多い理由って?

「サッカーの監督はなんでスーツが多いの?」と感じている方が多いようですが、理由について個人的な見解としては、
元スター選手だけでなくすべての監督を目指す人に国家が介在せずに有能な人にチャンスを与えるための自由競争の仕組みがライセンス制度だったりします。

背景には東西冷戦時代にサッカーは民主主義陣営のスポーツという意識が根深くて、民主主義、自由主義のスポーツみたいな西洋的な考え方が強いことからサッカーの監督の服装は基本自由というのが原則ですね。

スーツでもジャージでもなんでもいいんですが、それでもスーツが多いと感じる理由としては

・サッカーの発症がイングランドなので洋服が多い。
・サッカーの監督は専門知識が必要でクリエイティブに頭を使うのでホワイトカラー(知的労働)というイメージがあるから
・日本人が野球の文化に慣れているのでスーツに違和感がある
・監督の仕事が元選手かどうかはあまり関係がないので選手と同じユニフォームを着るという発想にならない

といったことが挙げられますね。

最後に

いかがでしたか?

今回はサッカーの指導者ライセンス特集でした。

サッカー界の中では改革の必要性を訴える声もありますが、日本国内の他のスポーツの中では最もまともな指導者育成組織を持っていると思います。

ヨーロッパでも通用するような内容にアップグレードしていって他のスポーツのお手本となるような仕組みにしてほしいですし、選手だけではなく日本人監督ももっと海外で活躍してほしいですね。